皆さん住宅ローンを組む際は、変動金利にするか固定金利にするか、
どちらがご自身の生活に適しているか悩まれるかと思います。
ただ、返済方法にはもう一つ選ぶ項目があるのはご存じですか?
それが「元利均等返済」と「元金均等返済」になります。
パッと見何が違うの?と思われるかもしれませんが、返済内容が
大きく異なります。一般的に「元利均等返済」を選ばれる方が多いです。
では、返済方法の何が違うのか?内容をお伝えしていきます。
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元利均等返済とは?
こちらは、元金と利息を合わせた金額が一定になる返済方法です。
要するに金利が変わらなければ、ずっと同じ金額で返済していきます。
金額に変動がなければ、毎月の支払いも安定するので無理のない返済計画
を立てやすくなります。また、繰上返済をお考えであれば、結果的には
総支払額も抑える事はできます。
ただ、残債の元金に利息を足すので、元金が多く残っていれば当然利息も
大きくなり、結果当初は元金の減りは遅くなります。
また、利息の金額が大きくなるので、必然と総支払額も多くなってしまいます。
一般的には35年ローンですと、25年過ぎくらいから利息より元金の支払い金額の
方が多くなっていきます。
元金均等返済とは?
こちらは、毎月支払う元金の金額を一定にするものです。ですので、一回目の
支払時がもっとも元金が多いので、当然支払額も多くなります。
ただ、元金が一定の金額で減りますので、毎月の支払いは段々少なくなっていき、
結果支払う利息も抑えられますので、総支払額も元利均等より少なくなります。
毎月の支払額が変わり、当初は支払額も多くなります、当然負担も大きくなります。
また、返済比率の割合も大きくなりますので、場合によっては借入できる金額が
少なくなる可能性もあります。
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●どちらがよりお得なの?
毎月の決まった金額を支払っていくのか、当初から支払い額を高めに設定し、
総支払額を抑えるのか、家族構成や年齢などによっても変わってくると思いますので、
どちらの支払い方法が生活に無理がないのかを確認していただき、
よりご自身にあった返済方法をお選びください。
(初投稿日:2025年7月25日)