住宅を購入するときにかかるお金は土地代と建物代に目がいきがちですが、しかし忘れてはいけないのが諸費用です。
この諸費用を見落としているがために予算オーバーとなってしまったり、思ったより貯金が減ってしまって不安を抱えたまま新しいマイホームを購入ということにもなりかねません。
ここでは住宅購入時や住宅ローンを借り入れするときにおもにどのような諸費用がかかるのかを確認していきましょう。
事務手数料
事務手数料とは、住宅ローンの貸付にかかわる手数料のことです。
一般的に、大手都市銀行いわゆるメガバンクの多くは、事務手数料を55,000円と設定するのに対して、ネット銀行の多くは事務手数料を設けていない場合があります。
融資手数料
こちらは住宅ローン借入金額に対して2.2%(税込)の融資手数料がかかります。
住宅ローンを借入する金額が5,000万円の場合、1,100,000円となるため、住宅ローンを借りる金額が高くなるほど負担は増えます。
ローン保証料
住宅ローンの保証料とは、住宅ローンを返済できなくなったときのための費用のことで、保証会社が本人に代わって銀行へ住宅ローンを弁済してくれます。
住宅ローンの保証料には一括払いと金利上乗せ払いがあり、借入額や返済期間に応じて金額が変わります。
現在は保証料を払うので、基本的に連帯保証人は必要ありません。
団体信用生命保険
団体信用生命保険とは、住宅ローンの借り主が死亡もしくは高度障害状態になった場合、住宅ローンの支払いを免除してくれるという保険です。
フラット35以外の住宅ローンの場合、その保険料は住宅ローンの金利に含まれていることがほとんどです。
しかし、フラット35を借りる場合団体信用生命保険への加入は任意で、加入する場合は不可入の場合の金利と比べると金利が上がることになります。
印紙税
住宅ローンの金銭消費賃貸借契約書に貼る収入印紙です。
土地の金額や住宅ローンの借り入れ額によって印紙代は変わります。
100万円超500万円以下の場合:2,000円
500万円超1,000万円以下の場合:10,000円
1,000万円超5,000万円以下の場合:20,000円
電子契約の場合、上記の印紙税が不要となるため、金銭消費貸借契約は電子契約にすると印紙税が不要となります。
一つ一つは大きな金額ではないものもありますが、毎日のお買い物と同じように、積み重なれば数十万円や百万円を超えるような金額が変わってくることもあります。
住宅ローン選びなどだけではなく、諸費用についてもしっかり知識を身につけて、今後のマイホーム購入に役立ててくださいね。
(初回投稿日:2025年10月17日)