リフォーム瑕疵保険の導入背景
これまでリフォーム工事には、事業者選びや工事の品質、悪徳な業者による法外な請求など 様々な不安がありました。 このような不安を解消し、消費者が安心してリフォーム工事をできるようにするための 住宅政策の一つが「リフォームかし保険」です。
リフォームかし保険は、「安心」を提供するために検査と保証がプラスされた保険制度です。
住宅専門の保険会社(住宅瑕疵担保責任保険法人 ※1)が保険を引き受けます。
リフォーム瑕疵保険で何が安心で何が保証されるのでしょうか?
※1住宅瑕疵担保責任保険法人について 住宅瑕疵担保責任保険法人は、国土交通大臣が指定した住宅専門の保険会社です。
現在、下記の5法人が指定されています。 いずれも全国を対象に業務を行っており、事業者はこの中から自由に選択して 保険契約をすることができます。
・㈱住宅あんしん保証
・住宅保証機構㈱
・㈱日本住宅保証検査機構
・㈱ハウスジーメン
・ハウスプラス住宅保証㈱
今回はこの中の株式会社日本住宅保証検査機構JIOリフォームかし保険 の内容をもとに詳しく解説させていただきます
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リフォーム瑕疵保険の2つのポイント
●検査
◎建築士の資格を持ったJIOの検査員が検査します!◎
しっかりとした施工がされていなければ、水漏れで柱や床を傷めてしまうなど、 工事をした箇所以外にも影響するようなこともあります。
発注者様では分かりずらい工事の内容をプロの検査員の目でチェックします!
実際工事をする施工業者ではなく、第三者の目で検査してもらえることは安心ですね。
●保証
◎不具合に対する補償を事業者に義務付けしているので安心です!◎
さらに、その補修にかかる費用を保険でカバーできるので 必要な補修工事が確実に実施できます。
【保険金の支払限度額】最高10万円 (請負金額に応じて100万円~1,000万円まで選択できます。)
◎リフォーム事業者が倒産してしまっていても保険金を受け取れます!◎
万が一、事業者が倒産してしまった後に工事部分に不具合が起こっても、保険期間内であれば 発注者様から補修費用を保険会社に直接請求できます。
(発注者様に直接保険金をお支払いする場合の免責金額は 1事故あたり10万円です。)
保険のしくみ
●保険の契約者は、リフォーム事業者です。
●保険期間内に工事を行った部分に瑕疵(不具合が発生した場合、リフォーム事業者に 補修費用を保険金としてお支払いします。
●保険の対象となる部分に瑕疵(不具合)が発生し、リフォーム事業者が倒産等の場合は、 お客様が直接保険金の請求が出来ます。
■保険の支払い対象と保険期間
この保険では、請負契約に基づき工事を実施した部分が保険の対象です。
不具合発生個所と原因(事故となる理由)により保険期間が異なります。
①構造・・・構造体力上主要な部分が基本的な耐久性能を満たさないこと
②防水・・・雨水の侵入を防止する部分が防水性能を満たさないこと
③その他・・上記①②以外の部分が、社会通念上必要とされる性能を満たさないこと
リフォームするならまかせて安心のリフォーム事業者選びをしたいですね!
リフォームの保険について、一度話を聞いてみたい方は、代々木のお店に遊びにきませんか?(リフォーム・リノベーションのモデルルームもありますので、参考にできます)
(初回投稿日:2025年3月14日)