中古マンション購入後のリフォームについては、築10年未満であれば小規模なリフォームでも十分かもしれませんが、ある程度年数の経過している中古マンションであれば、室内の壁や配管類を一度全て解体・撤去して、現代的な生活スタイルに合わせた間取りや内装に変更するスケルトンリフォームがオススメです。これら含めた大規模なリフォームを総称してリノベーションと呼びますが、リノベーションには様々な メリットがあるのはもちろんですが、実用面でリノベーションが必要になるケースも多く、特にバリアフリーという観点では当時建物はまだ至る所に段差があり、体の不自由な方にとっては非常に使いにくい空間になってしまう恐れもあります。また、近年のマンションでは広々とした大きなリビングが当たり前のようになりつつありますが、仮に20年前に建てられたマンションでは、一つひとつの部屋が狭く区切られていたり、キッチンやトイレなどを見ても「古臭さ」は否めず、近年の居住空間には適さないことが多いのも実情。これらのように、生活動線など実用面でも、大規模なリフォーム（リノベーション）が必要になるケースも多いのです。
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中古マンションリノベーションのおすすめポイント！
◆独自のセンスが光るオリジナルの住空間づくり
リノベーション実施時には、独自でリフォームプランを考え、ご予算を考えながらお好きな間取りや内外装を構築することになります。もちろん、建物ごとにある程度の制約はありますが、多くの場合でお客様のお考えになるリフォーム構想を実現でき、例えば「夜景を眺めながら大きなお風呂に浸かりたい」、「キッチンはアイランド型にしたい」、「一部屋潰してでも大きなリビングが欲しい」など、様々なご要望に対して理想の空間をつくることが可能。こうした構想を考えるだけでもテンションが上がってくるものです。また、それに合わせた家具選びなどもトータルでコーディネートすることができるので、事前にコーディネートのテーマを決めておくことで、お部屋の雰囲気はもちろん、壁紙の色やデザインまで、ご自身の好みチョイスで仕上げることができます。ただし、あまり個性的にし過ぎると、今後売却を考えたときになかなか買い手が付かなくなるので注意しましょう。
◆固定資産税の評価は建物の経過年数のまま？
ご承知のとおり、建物や土地などの不動産には固定資産税がかかり、その資産価値に応じて毎年税金が掛かってきます。建物については、年々資産価値が低下していき、その評価額は基本的に3年単位で見直しされるため、経年劣化という観点んからも税額は下がります。ただし、リノベーションを行って新築同様になった際の固定資産税どうなるの！？という疑問についてですが、基本的にリフォームやリノベーションについては、それによって評価額が上がることはなく、建物の年数に応じて評価額が決まります。一般的な個人宅のリフォームは、市区町村などへの許可申請や届出の義務はありませんので、各自治体がそれらを全て把握するのは困難であり、資産評価の見直しは想定していません。戸建てなどで床面積が変わったり、建ぺい率が変更になったりする場合はまた別の話になりますが、中古マンションをリノベーションしても固定資産税は、そのままであるケースがほとんどです。
◆リノベーションの最大のオススメポイントは物件条件！？
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建物や土地という物理的な制限がある以上、昔に建てられた建物ほど良い条件の立地にある、というのが一般的な考え方です。もちろん、古い建物が取り壊されて、新たにマンションが建てられることもありますし、東京都心の晴海や豊洲などの再開発エリアとして人気が高まるエリアも存在しますが、駅近という条件を重視するのであれば、中古マンションの方が選択肢が多いのが実情。リノベーションを行うことによって、専用部分である屋内はほぼ新築と同じ状態を作れますので、建物の外観や共有部分の設備などの経年さえ許容できれば、駅近物件を新築価格より安い金額で、新築同様の居住空間が取得できると考えることができます。これがリノベーションのメリットでもあり、オススメするポイントの１つです。リノベーションを前提に物件探しをされるのであれば、給排水用のパイプスペースが玄関脇などの住戸外に設置されているスケルトンインフィルと呼ばれる構造の物件を選ぶようにしましょう。
◆良い立地条件・理想の空間・トータルコスト
これらのように、「良い立地条件・理想の空間・トータルコスト」という３つのメリットを踏まえても、中古マンション購入と同時に行うリノベーションには、様々なメリットやオススメポイントがあります。ただし、ローンを組む場合などは、物件購入費用とリフォーム費用も同時に借入が可能ですが、リフォーム費用も入れた資金計算をしておかないと、入居後に始まる毎月のローン負担が苦しくなってしまうケースがあります。
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(初回投稿日：2024年12月20日）
