今回は中古マンションを買って、リフォーム/リノベーションをご検討される際に、 実際にどこまでの工事が可能なのか、不透明な部分が多いかと思いますので、 本記事をご参考ください。
間取り変更はだいたいできる!?
マンションの専有部分は構造的に問題が無ければ、自由に間取り変更はできます!
ただ、低層マンションに多く見られますが、『壁式構造』と言われる柱や梁を使わずに建物を支えている構造のマンションの場合は、壁の移動や撤去が出来ない為、注意が必要です。
水回り設備の交換をしたい!
もちろん水回り設備の交換は可能です!
中古マンションは、これまでお住いになられていた方がいらっしゃった為、室内はもちろん設備関係も使用感を感じます。
キッチン/お風呂/トイレ/洗面化粧台などの水回り設備は、中古マンション購入時にあわせて、設備交換のご検討をされるお客様が多いです。既存の場所に同じサイズ感での設備交換の場合はあまり大きな問題も起きにくいかと思いますが、交換したい設備が決まっていたのに、いざ工事に入ったら配管の問題や微妙なサイズ感の違いで、初めからわかっていれば掛からなかった余計な費用が発生してしまう事もありますので、予め確認をされた方がよろしいかと思います。
□関連記事:中古マンションでリフォーム前の物件の上手な探し方とは
共用部分のリフォーム/リノベーションは基本的にダメ!!
なんとなく、共用部分のリフォーム/リノベーションはできないとお分かりの方も多いかと思いますが、実際にどこが専有部分でどこからが共用部分なのかご存知ですか?
自分の所有物だと思っていても、実際には勝手に交換や仕様変更できない箇所も多いです。一般的な箇所てしては、玄関(外側)、窓、サッシ、バルコニーなどです。玄関の内側を塗り替えたり、鍵交換や、窓の内側を二重サッシにするなどは、専有部の工事とみなされるので可能なケースが多いです。
まずは、管理規約や管理組合へ確認してみましょう!
要確認!「マンションの管理規約」
中古マンション購入と同時にリフォーム/リノベーションをご検討の際には、必ず管理規約の確認をしましょう!各マンションでは、内装工事にともなうルールを決めている物件が多いです。
一例としては、《工事申請の時期》、《工事可能な曜日時間の指定》、《フローリングの遮音等級の指定》、《カーペットをフローリングへの変更を禁止》、《電気温水器を給湯器への変更を禁止》などがあります。細かな規約の確認をして、必要であればしっかりと許可を取る必要があります。
リフォーム/リノベーションをご検討される際には、不動産仲介会社やリフォーム業者の方で、マンションの規約を確認してくれると思いますので、相談してみましょう!契約後に希望していた間取り変更や設備の導入が出来ないなどないように、予め相談されることをお勧めします。
(初回投稿日:2024年9月27日)