【固定と変動】
住宅購入の際に、多くの方が住宅ローンを利用します。住宅ローンの商品としては、金利条件は「固定金利」、「変動金利」どちらがいいんでしょうか。
固定金利の中には、「全期間固定金利型」と「固定金利選択型」といった商品があったりします。 どれを選択したらいいのか、住宅ローンを組む前にほとんどの方が悩みます。「固定金利」「変動金利」の金利タイプにはそれぞれメリット・デメリットがありますので、誰にでもあてはまる正解はありません。自分自身の判断基準で、納得できる住宅ローンを選択をしましょう。
□まずは「固定金利(全期間固定金利型)」と「変動金利」、「固定金利選択型」の特徴と メリット・デメリットを知りましょう!
●固定金利(全期間固定金利型)
※代表的なのがフラット35です
特徴は、借入時の金利が返済終了まで変わらないので、借入時に毎月返済額と総返済額が確定することです。
~メリット~
①返済終了までの毎月返済額が決まっているので、将来の家計の見通しが立てやすい。
②返信期間中の金利が変わらないので、将来的に金利が上がる不安から解放される。
~デメリット~
①他の金利タイプよりも金利の設定が高めなので、当初の毎月返済額が高くなる。
②全期間固定なので、借入期間中に金利が低くなっても、変動金利と異なり、最後まで金利が低くなることはない。
●変動金利
特徴は、返済期間中の1年に2回(4月と10月)に金利が見直しされる。毎月返済額の見直しは5年毎で、金利が大きく上昇した場合でも、直前の返済額の25%増までの制限がある。
~メリット~
①他のタイプよりも金利設定は低めになっているので、借り入れ当初の毎月返済額、総返済額が安くなる。
②金利が低い分、返済額に占める元金の割合が大きくなる為、固定金利型より元金の減り方が早くなる。
~デメリット~
①金利が上昇した場合が、支払額が上昇することで、金利設定の上限はない為、将来的な不安要素はあり。
②金利が大きく上昇した場合、直近の毎月返済額に対しての上限が決まっているため、未払い利息が発生し元金が減らず、当初予定していた借入期間が終了しても元金が残ってしまう可能性がある。
●固定金利選択型
特徴は、一定期間の金利が固定されることです。金融機関によっても異なりますが、通常1~20年の期間内で選択し、選択期間が短いほど金利が低くなります。固定期間終了後は、原則変動金利型に。再度、固定期間を選択も可。金利はその時点の金利が適用されます。
~メリット~
①選択した期間の返済額を固定することができるので、当面の返済計画を立てやすい。
②全期間固定金利型よりは金利の設定は低め。
~デメリット~
①固定期間終了後の毎月返済額の予測難しいので、将来の家計プランが立てにくい。
②固定期間終了後の金利が大きく上昇していると、返済額が大幅に増える可能性がある。
住宅ローンを選択する時に重要なのは、リスクを理解することです。民間の銀行が住宅ローン金利を決定する際に指標としているのが、長期金利は10年国債を、短期金利は短期プライムレート(短プラ)と呼ばれる、銀行などの金融機関が企業に貸し出す際の際優遇金利です。現在の住宅ローン金利にも、その影響は反映されていて過去の水準と比較しても、現在の住宅ローンの店頭表示金利は、固定・変動ともに上昇傾向にあるといえます。ただ、固定金利のよりどころは長期金利市場で、変動金利は短期政策金利と、2つは異なる市場の金利なので、どんなに真剣に考えても、絶対的な正解は出てきません。将来的な金利の動向は誰にも分からないからです。
固定金利は毎月の返済額が一定で総返済額も分かるので、返済開始後の家計や将来のプランも立てやすくなります。返済期間中の返済額を景気の情勢に左右されたくなかったり、お子様の教育費がこれからかかる人や返済期間が長くても問題ない方が向いていると思います。
変動金利は低い金利で返済が始まるので、借り入れ当初は返済の負担は低くおさえられます。ただ、返済開始後は景気の情勢で負担が変わってしまいます。変動金利を選ぶ人は、将来的に安定した収入が見込めたり、金利が低いうちに貯蓄を増やしたい方や教育費のピークが過ぎている方、返済期間が短い方が向いていると思います。
(初回投稿日:2026年1月16日)

