賃貸を借りるとき、当たり前かもしれませんが、家賃を必ず確認しますよね。
ご自身の希望に合った良い物件が見つかったら、できるだけ安く借りたいと思います。
ただ、大家さんも色々な事柄から家賃を決めているので、なかなか相談しにくいということもあるかと思います。
今回は家賃の交渉が成功しやすい時期や物件の特徴をご説明していきます。
賃貸編
①家賃交渉は「申込の直前」と「閑散期」を狙うと交渉が成功しやすい!
▶申込の直前
お部屋の見学が終わって、入居の申込をする直前に交渉してみましょう。
「家賃が下がれば契約してくれるお客さん」と認識してもらいやすいので、交渉に応じてくれる可能性があります。
▶閑散期(4月~7月)
1月~3月と9月~10月は引越しする方が多く、繁忙期のため、家賃交渉は難しい傾向がありますが、繁忙期が終わり、4月になっても入居者が決まらないお部屋は長く空室になってしまうことがあります。
「入居者が決まらない=家賃収入がない」という事態になってしまうので、大家さんが家賃交渉に応じてくれる可能性があります。
②家賃の交渉に応じてもらいやすい物件
ただやみくもに「家賃を下げてほしい」とお願いしても、家賃交渉は成功しにくいです。
そこで比較的家賃交渉に応じてもらいやすい物件の特徴をご紹介します。
▶条件が悪く人気がないお部屋
木造のため防音性が低い、駅から遠い、築年数が古いなど、条件が悪くて入居希望者が集まりにくいお部屋は空室期間が長くなりがちなため、大家さんが焦っている可能性があり、交渉しやすいです。
▶近隣の家賃相場より家賃が高いお部屋
住みたい地域の家賃相場を調べ、入居したいお部屋の家賃と比較してみてください。
もし希望のお部屋の方が家賃が高いようであれば、家賃相場に合わせた金額で交渉をしてみるのも良いと思います。
※反対に新築などの人気があるお部屋は家賃交渉がしにくいです!
「駅から近い」「住宅設備が整っている」「新築である」など、人気な要素が多いお部屋は家賃交渉が難しいケースが多いです。
そういった人気のあるお部屋は入居を希望する方が多く、値下げをしなくても入居者が見つかる可能性が高いためです。
マンション購入編
実は賃貸より購入した方が支払いが安くなる!?
30代になると家族構成が決まってきて、20代のときよりも将来の見通しができてくる人も多く、「賃貸」で住み続けるべきか、不動産の「購入」を検討するべきか悩まれている方も多いかと思います。
□関連記事:私の年齢でどんな中古マンションが買える?≪30代編≫
30代の賃貸と購入について比較してみましょう。
▶「30代で不動産を購入した場合」と「ずっと賃貸で住み続けた場合」の住居費比較
例えば初台エリアのマンションに50年間住んだ場合を実際に市場に出ていた物件で比較してみましょう。
賃貸は60㎡程の2LDKで2011年築の物件が家賃27.3万円(共益費1.2万円)、
購入は60㎡程の2LDKで2010年築の物件が9,280万円(管理費・修繕積立金約3.2万円)で考えると以下の表のようになります。
この表では、今後50年間の住居費は賃貸で住み続けた場合は約17,100万円、購入した場合は約12,300万円となり、
購入した場合の方が約4,800万円程度少なくなっています。
毎月の支払いも賃貸より購入した方が安くなることがわかります。
※購入の場合は固定資産税・都市計画税がかかってきますが、賃貸の場合は契約内容にもよりますが、2年毎に更新料(家賃1ヶ月分)かかるケースが多いです。
持家は住宅ローンを支払ったあとでも管理費や修繕積立金などが掛かる場合もありますが、
40年以上住むなら購入したほうが生涯的なコストは節約できる可能性が高いと言えます。
まとめ
お金に余裕があるのであれば賃貸に住み続けるのも選択肢の一つです。
賃貸であれば近隣トラブルがあったも気軽に住み替えができ、急な転勤が決まった際にも引越ししやすいというメリットもあります。
ただ、ずっと賃貸で住み続ける場合には老後の生活費にプラスして、住居費の準備が必要となります。
今後の住宅に関しての方向性を検討し、それぞれにあわせた準備を始めてくださいね。
中古マンションの購入を検討される方は、まず最初に住宅ローンや物件の探し方を相談することをおすすめします!
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(初回公開日2024年1月12日)