マイホームを購入する際、多くの人が利用する住宅ローンですが、都市銀行・地方銀行・信用金庫をはじめ、ネット銀行も住宅ローンに進出してきているので、多種多様な金融機関があり、不動産担当者に勧められるままでいいのか心配になってしまうこともあると思います。
不動産担当者が勧める銀行を使わないといけないの？
答えはNOです。不動産担当者が勧める銀行でなくても、「自分がここを利用したい！」という金融機関があればその金融機関を利用することが可能です。まずは、担当者の方に相談をしましょう！ ただし、注意しないといけない点もありますので、ポイントをしっかり押さえておきましょう！
いつまでに利用する銀行を決めればいいのか？
基本的には売買契約書に記載があるローン承認取得期日までに住宅ローン正式承認を得る必要があります。金融機関の審査には多くの場合、事前審査と正式審査の２段階になっている事が多いです。契約時には事前審査で承認を得ておき、契約後に公的書類を提出して正式審査の手続きをします。事前審査で住宅ローンを承認の結果が出ていても正式審査で否決になってしまうことが可能性としては低いのですが、100％承認になるわけではありません。契約書記載の金融機関で、住宅ローンの正式審査が不成立になってしまった場合、契約を白紙解除できる（ローン特約）期日というのが 契約時に設けられることがほとんどですので、その日までに利用したい銀行を決めて正式審査をしてローン承認を得る必要があります。
利用したい銀行があれば不動産担当者の進める銀行の審査は受けなくてもいいのか？
そのお部屋を欲しいと思っているのであれば、不動産担当者のすすめる銀行の事前申込（審査）も手続きをして、なるべく早く住宅ローン承認を得られるようにしておきましょう！
気に入った部屋が見つかった時、住宅ローンの事前審査の承認が取れていないとお部屋を抑えられないケースがあります。ご自身で金融機関へ行って審査をしてというのがすぐにできればいいのですが、それですと時間がかかってしまい、その間にお部屋を別の方に取られてしまうという事も多々あります。またネット銀行は承認まで時間がかかる場合が多いので、まずは不動産担当者がおすすめする銀行の審査をし、承認を得てお部屋を抑えることが気に入ったお部屋を逃さないポイントです！
お部屋をしっかり抑えて、売買契約を完了した後にどの銀行を利用するか決めても遅くはありません。但し上記に記載した期日（ローン特約）がありますので、それは気を付けてください！
利用したい銀行があることは事前に担当の方に相談しておいたほうが、得策でしょう。 ただし、もし契約書記載の金融機関以外すべて不成立となってしまった場合には契約書記載の金融機関を利用して購入する必要があります。また、自分ですべて銀行の手続きをするとなった場合、現金購入と同じとみなされて、上記のローン特約がつかないこともありますのでしっかり不動産担当者に確認をしましょう！
(初回投稿日：2023年10月13日）
