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渋谷区内在住で賃貸派が知らない残酷な現実

 

「家賃を払っているだけ」は、本当に正しい選択なのか?

「家を買うより、賃貸のほうが気楽。」

「住宅ローンという大きな借金を背負いたくない。」

「ライフスタイルが変わったら引っ越せばいい。」

渋谷区に住んでいる人の中にも、こう考えている方は少なくありません。

確かに、賃貸には大きなメリットがあります。

住み替えがしやすい。
修繕費を基本的に大家側が負担してくれる。
住宅ローンを抱えなくていい。

しかし、渋谷区という場所で長く暮らすのであれば、賃貸派が一度は考えておいたほうがいい「残酷な現実」があります。

それは、

「家賃を払い続けても、自分の資産にはならない」

という単純な話だけではありません。


1.渋谷区の「住み続けたい」という価値そのものが高くなっている

渋谷区は、単なる「東京23区の一つ」ではありません。

渋谷駅周辺をはじめ、恵比寿、代官山、広尾、表参道、代々木上原、初台、笹塚、千駄ヶ谷など、それぞれに異なる魅力を持つ住宅エリアがあります。

実際、渋谷区の住民登録人口は2026年7月1日時点で231,169人。2026年1月の230,880人から増えています。

さらに、2026年の地価公示を見ると、渋谷区内には1㎡あたり数百万円、場所によっては2,000万円を超える地点もあります。例えば道玄坂2丁目では1㎡あたり2,660万円、宇田川町では1㎡あたり1,980万円という公示地価が確認できます。

もちろん、これは土地の公示価格であり、マンション価格そのものではありません。

しかし、ここで重要なのは、

「渋谷区に住み続けるための土地そのものが安いわけではない」

ということです。

 

 


2.「家賃だから安い」は、長期で見ると話が変わる

例えば、月20万円の家賃を払っているとします。

年間では、

20万円 × 12か月=240万円

です。

10年間なら、

2,400万円。

20年間なら、

4,800万円。

30年間なら、

7,200万円。

もちろん、賃貸には住宅ローンの利息や固定資産税、修繕費などがありません。

したがって、

「家賃7,200万円=購入より必ず損」

という単純な話ではありません。

しかし、見落としてはいけないのが、

30年間家賃を払い続けても、その部屋が自分の資産として残るわけではない

という事実です。

ここが「賃貸派」が最も考えなければならないポイントです。

 

関連記事:渋谷区で中古マンションを買う人の年収・予算のリアル


3.本当に怖いのは「老後」

30代、40代のときには、

「家賃を払えるから問題ない」

と思っていても、50代、60代になると状況が変わる可能性があります。

会社員として安定した収入がある時期と、退職後では、住宅費に対する考え方が全く違ってきます。

例えば、現役時代に月20万円だった家賃が、そのまま10年、20年と続いたらどうでしょう。

年金生活になっても、

「家賃だけは毎月発生する」

という状態が続きます。

一方、住宅ローンを完済した持ち家なら、少なくともローン返済という大きな固定費はなくなります。

もちろん、管理費・修繕積立金・固定資産税などの負担は残ります。

つまり、

「持ち家なら老後の住宅費がゼロになる」わけではありません。

しかし、

「家賃を一生払い続ける」という選択にも、それ相応のリスクがある

ということです。


4.さらに厳しいのが「住み続けたいのに、住み続けられない」という問題

賃貸の最大のメリットは「自由に引っ越せること」。

これは間違いありません。

しかし、逆に言えば、

「自分の意思だけでは住み続けられない」

という側面もあります。

例えば、

・家主側の事情
・建物の建て替え
・契約条件の変更
・家賃の上昇
・高齢になった際の入居審査
・保証人や保証会社の問題

などです。

若い頃には簡単に借りられた部屋でも、年齢を重ねたときに同じ条件で借りられるとは限りません。

「お金さえあれば大丈夫」と考えるのではなく、

「将来も自分が希望する場所に住み続けられるのか」

まで考える必要があります。


5.渋谷区だからこそ「買わないコスト」を考えたい

渋谷区で暮らしている人には、もう一つ重要な視点があります。

それは、

「今住んでいる場所を気に入っているなら、その場所に住む権利を資産として持つ」という考え方

です。

例えば、

「恵比寿から離れたくない」

「代々木上原の生活が気に入っている」

「広尾の環境が好き」

「子どもの学校や生活環境を変えたくない」

という人がいたとします。

その人にとって、住まいは単なる「寝る場所」ではありません。

生活そのものです。

だからこそ、

「今の家賃が払えるか」だけではなく、「今の暮らしを20年後も維持したいか」

で考える必要があります。

 

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6.「賃貸=損」「持ち家=得」ではない

ここは誤解してはいけません。

賃貸にも大きなメリットがあります。

転勤が多い人。
数年以内に住み替える可能性が高い人。
大きな資産を不動産に集中させたくない人。
修繕や売却などの手間を避けたい人。

こうした人にとっては、賃貸は非常に合理的な選択です。

一方で、

「渋谷区に10年、20年、30年住みたい」

「将来も同じエリアで暮らしたい」

「老後の住居費を抑えたい」

「住宅を資産として残したい」

という人なら、

「なぜ買わないのか?」を一度数字で検証する価値があります。


7.一番危険なのは「なんとなく賃貸」

実は、賃貸そのものが問題なのではありません。

一番危険なのは、

「周りも賃貸だから」

「ローンが怖いから」

「買うのは面倒だから」

という理由だけで、何となく賃貸を続けてしまうことです。

例えば月20万円の家賃を払っているなら、

年間240万円。

10年で2,400万円。

20年で4,800万円。

この金額を見たときに、

「それでも賃貸がいい」

と言えるのであれば、それは立派な選択です。

しかし、

「そんなに払っているとは考えていなかった」

のであれば、一度立ち止まって考えるべきでしょう。


8.「買えるか」ではなく「どちらが自分に合っているか」

住宅購入で大切なのは、

「いくらの家が買えるか」ではありません。

もっと重要なのは、

「どこに、何年住みたいのか」

です。

渋谷区に住み続けたいのなら、

「賃貸で住み続ける」

という選択肢と、

「購入して住み続ける」

という選択肢を、家賃と住宅ローンだけで比較するのではなく、

10年後、20年後、老後まで含めて比較する。

これが重要です。


最後に

賃貸派が知らない「残酷な現実」。

それは、

「家賃を払っていること」ではありません。

本当に残酷なのは、

何十年も家賃を払い続けた後に、
『あのとき買っておけばよかった』と思っても、時間は戻せないこと。

そして逆に、

「あのとき買わなくてよかった」

と思う可能性もあります。

だからこそ、重要なのは「買う・買わない」の結論を急ぐことではありません。

今の家賃はいくらなのか。

あと何年、渋谷区に住みたいのか。

将来の収入はどうなるのか。

老後に毎月いくら住宅費を払うのか。

そして、

「今の暮らしを、将来も続けたいのか。」

この答えを一度考えてみることです。

渋谷区で暮らしているからこそ、

「賃貸で住み続ける」という選択にも、
「購入して住み続ける」という選択にも、
それぞれのコストがあります。

大切なのは、そのコストを知らないまま決めないことです。

 

 

(初回投稿日:2026年9月5日)