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渋谷区で家を買う人が、最初に捨てるべき5つの常識

 

渋谷区内で家を買う人が、最初に「捨てるべき考え方」

「せっかく家を買うなら、駅から近くて、広くて、築浅で、眺望も良くて、できれば安い物件がいい。」

家探しを始めると、多くの人がこのように考えます。

もちろん、理想の条件を持つことは悪いことではありません。

しかし、渋谷区で住宅を購入するなら、最初にいくつかの固定観念を捨てたほうが、良い物件に出会いやすくなります。

渋谷区は、2026年7月時点で約23万人が暮らすエリアです。渋谷駅周辺のような都心性の高いエリアだけでなく、代々木上原、富ヶ谷、初台、幡ヶ谷、笹塚、恵比寿、広尾、代官山、松濤など、街によって住環境や価格帯が大きく異なります。

では、渋谷区で家を買う人は、最初に何を捨てるべきなのでしょうか。

 

1.「全部の条件を満たす家」という考え方を捨てる

まず捨てたいのが、

「駅近・築浅・広い・眺望・静か・資産価値が高い・価格も安い」という、すべてを満たそうとする考え方です。

渋谷区では、条件を一つ追加するたびに、選択肢が大きく狭くなります。

例えば、

「駅徒歩5分以内」
「築10年以内」
「70㎡以上」
「南向き」
「低層」
「静かな住宅街」
「1億円以内」

この条件をすべて満たす物件を探すと、候補はかなり限られてしまいます。

そこで大切なのが、「絶対に譲れない条件」と「できれば欲しい条件」を分けること。

例えば、

  • 駅距離は譲れない
  • 広さは多少妥協できる
  • 築年数はリノベーションも含めて考える
  • 眺望は優先順位を下げるというように、条件に順位をつけるだけでも、選択肢は大きく広がります。

 

 

 

2.「新築=良い家」という考え方を捨てる

住宅購入では「新築」という言葉に強く惹かれがちです。

しかし、渋谷区では築年数だけで物件の価値を判断するのはおすすめできません。

重要なのは、「何年建っているか」だけではなく、「どこに建っているか」「どのように管理されているか」「将来売却しやすいか」です。

例えば、築年数が経過していても、

  • 駅から近い
  • 周辺環境が良い
  • 管理状態が良い
  • 大規模修繕が適切に行われている
  • 間取りが使いやすい
  • リフォーム・リノベーションが可能

といった物件なら、十分に購入候補になります。

逆に、築浅であっても、立地や管理状態、間取りなどに問題があれば、必ずしも「良い買い物」とは限りません。

 

3.「今の自分に完璧な家」という考え方を捨てる

家は、今だけのために買うものではありません。

購入から10年、20年と住む可能性があります。

だからこそ、「今の自分に100点の家」ではなく、「10年後も80点を取れる家」という考え方が重要です。

例えば、

今は夫婦2人でも、

  • 子どもが生まれる
  • 在宅勤務が増える
  • 親との同居を考える
  • 荷物が増える
  • 車を手放す
  • 逆に車が必要になる

など、ライフスタイルは変化します。

購入時の条件だけでなく、将来の生活まで想像して物件を選ぶことが大切です。

 

□関連記事:渋谷区で中古マンションを買う人の年収・予算のリアル

 

4.「坪単価・㎡単価だけで安い高いを判断する」という考え方を捨てる

不動産を見るとき、

「㎡単価が高い」
「坪単価が高い」

という数字は非常に気になります。

しかし、数字だけでは本当の価値は分かりません。

同じ渋谷区でも、駅距離、道路付け、周辺環境、眺望、建物の管理状態、日当たりなどによって価格は変わります。

例えば、駅徒歩5分の物件と徒歩15分の物件を、単純に「㎡単価」だけで比較することには無理があります。

重要なのは、「その価格で、その立地・広さ・状態の物件を買うことに納得できるか」です。

 

5.「相場より安い物件=お買い得」という考え方を捨てる

これは特に重要です。

「周辺相場より500万円安い!」

そんな物件を見ると、魅力的に感じます。

しかし、安い理由を確認する必要があります。

例えば、

  • 駅から遠い
  • 管理状態に問題がある
  • 修繕積立金が不足している
  • 日当たりが悪い
  • 騒音がある
  • 眺望が悪い
  • 間取りにクセがある
  • 再販しにくい

など、価格に反映されている可能性があります。

つまり、

「安い」のではなく、「安くしないと売れない」

というケースもあります。

価格を見るときは、必ず「なぜ、この価格なのか?」を考えることが重要です。

 

「資産価値だけで家を選ぶ」という考え方を捨てる

渋谷区で家を買う場合、「資産価値」を気にする人は少なくありません。

もちろん、将来売却する可能性を考えれば重要なポイントです。

実際、渋谷区には非常に地価の高いエリアがあり、2026年の地価公示でも松濤2丁目の標準地では1㎡あたり190万円という評価がされています。

ただし、

資産価値が高い家=自分にとって最高の家

とは限りません。

資産価値ばかりを優先すると、

「本当はもう少し広い家が欲しい」
「本当は静かな場所に住みたい」
「本当は子どもが走り回れる家がいい」

といった、生活そのものの満足度を犠牲にしてしまうことがあります。

住宅は「投資商品」である前に、自分や家族が暮らす場所です。


では、何を基準に選べばいいのか?

渋谷区で住宅を探すなら、

「条件を足す」のではなく、「優先順位を決める」

ことがおすすめです。

例えば、

① 絶対に譲れない条件

駅距離、通勤時間、学区、予算など

② できれば欲しい条件

築年数、広さ、眺望、南向きなど

③ あれば嬉しい条件

タワーマンション、ブランドマンション、共用施設など

この3つに分けてみます。

すると、

「全部欲しい」

という状態から、

「自分にとって本当に重要なものは何か」

が見えてきます。


渋谷区の家探しで一番大切なのは「正解探し」ではない

渋谷区には、誰にとっても完璧な住宅があるわけではありません。

駅近を選べば価格は高くなりやすい。

広さを求めれば駅距離や築年数を妥協する必要があるかもしれない。

築浅を求めれば、立地や広さを妥協することになるかもしれません。

だからこそ、

「100点の物件を探す」のではなく、「自分にとって納得できる80~90点の物件を見つける」

という考え方が、渋谷区の住宅購入では大切です。

そして、そのためには最初に「欲しい条件」を増やすのではなく、

「捨ててもいい条件」を決めること。

これが、渋谷区で家を買うときの意外な近道なのかもしれません。

 

まとめ

渋谷区で住宅を購入するなら、最初に捨てたいのは、

「全部の条件を満たす家が一番いい」

という考え方です。

新築にこだわらない。
㎡単価だけで判断しない。
相場より安い理由を考える。
資産価値だけで決めない。
そして、今だけではなく将来の暮らしを考える。

家選びで大切なのは、条件の数ではありません。

「自分と家族にとって、何が一番大切なのか」

を明確にすることです。

渋谷区での住宅購入は、単に「高い・安い」だけでは判断できません。

だからこそ、物件を見る前に一度、**「自分は何を捨てられるのか」**を考えてみることをおすすめします。

 

 

 

(初回投稿日:2026年8月8日)