2026年上半期の成約データから考える、これからの売却戦略
「渋谷区のマンション価格はまだ上がっているから、売るならもう少し待ったほうがいい?」
中古マンションの売却を検討されている方から、このようなご相談をいただくことがあります。
確かに、現在の渋谷区では、1億円を超える中古マンションの成約も珍しくなく、築浅・駅近・ブランドマンションなどでは非常に高い価格で取引されるケースもあります。
一方で、「価格が高い=いつ売っても高く売れる」ではありません。
むしろ、2026年上半期の成約件数を見ると、少し気になる変化が表れています。
2026年上半期、渋谷区中古マンションの成約件数はどう動いた?
2026年1月~6月の渋谷区中古マンションの成約件数を見ると、以下のような推移となっています。
* 1月:52件
* 2月:56件
* 3月:61件
* 4月:56件
* 5月:54件
* 6月:41件
特に注目したいのが6月の「41件」です。
3月の61件をピークに徐々に減少し、6月には前月の54件から41件へ。
わずか1か月で見ると、約24%減少しています。
つまり、2026年前半の渋谷区中古マンション市場は、
「価格は高いものの、成約に至る物件数には変化が出てきた」という見方もできます。
実際のデータやその背景については、こちらの記事で詳しく分析しています。
●関連記事:データが語る「6月の急ブレーキ」と今後の売却戦略
「高く売れる市場」と「売れやすい市場」は同じではありません
マンション売却で注意したいのが、
「相場が高いこと」と「買主がすぐに購入してくれること」は別問題
という点です。
たとえば、周辺の中古マンションが1億円前後で取引されているからといって、売主が「では1億2,000万円で売り出そう」と考えても、その価格で購入したい買主が現れなければ、成約には至りません。
特に渋谷区では、
* 駅からの距離
* 築年数
* 専有面積
* 階数
* 方角
* 眺望
* マンションのブランド力
* 管理状態
* リフォーム状況
などによって、買主からの評価が大きく変わります。
同じ「渋谷区のマンション」でも、すべての物件が同じように売れるわけではありません。
これからの売却で重要なのは「最高価格」より「手残り」
では、これから渋谷区でマンションを売却する場合、何を重視すべきなのでしょうか。
私は、単純に「できるだけ高い価格で売る」という考え方だけではなく、
「最終的にいくら手元に残るのか」
を考えることが重要だと考えています。
マンションを売却すると、仲介手数料、登記関連費用、住宅ローンの繰上返済費用、場合によっては譲渡所得税など、さまざまな費用が発生します。
特に売却価格が高額になる渋谷区では、仲介手数料だけでも大きな金額になります。
例えば、一般的な仲介手数料の上限である「成約価格×3%+6万円+消費税」で計算すると、1億円のマンションでは約336万円(税込)になります。
つまり、
「1億円で売れたか」だけではなく、「売却後にいくら残るのか」
まで考えることが大切です。
では、今は売り時なのか?
これは物件によって答えが変わります。
例えば、
**築浅・駅近・人気マンション・眺望良好**
など、買主から評価されやすい物件であれば、現在の高い市場価格を活かして売却を検討する意味は十分にあります。
一方で、競合物件が多い、築年数が経過している、駅から距離があるなどの条件の場合には、
「とりあえず相場より高く出して、買主が現れるまで待つ」
という戦略が必ずしも有効とは限りません。
今後、成約件数が減少する局面では、売り出し価格と実際の成約価格との乖離が大きくなる可能性もあります。
そのため、これから売却を考える方には、
「いくらで売り出すか」ではなく、「現在の市場で、どの価格なら買主が動くのか」
を把握することをおすすめします。
渋谷区でマンションを売るなら「成約データ」を見ることが重要
不動産会社から査定額を提示されたとき、
「この金額なら高く売れそうだ」
と感じるかもしれません。
しかし、査定額はあくまで査定額です。
本当に重要なのは、
「実際に近い条件のマンションが、いくらで成約しているのか」
です。
特に渋谷区は、代官山・恵比寿・広尾・神宮前・渋谷・代々木・初台・幡ヶ谷など、エリアによって市場特性が大きく異なります。
さらに同じエリアでも、築年数やマンションのグレード、専有面積によって成約価格は大きく変わります。
だからこそ、売却を検討する際には、「現在の売出価格」だけではなく「実際の成約データ」まで確認することが重要です。
2026年上半期のデータをさらに詳しく分析しました
今回ご紹介した、
「1月52件 → 3月61件 → 6月41件」
という成約件数の変化。
この数字だけを見ても、
「渋谷区のマンション市場で何かが変わり始めているのでは?」
と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、「中古マンションなび渋谷区」では、2026年上半期の成約件数をもとに、
* なぜ6月に成約件数が大きく減少したのか
* 渋谷区のマンション市場で何が起きているのか
* 強気の売出価格は今後も通用するのか
* これから売却するなら何を意識すべきなのか
* 売却時に「手残り」を増やすためにはどうすればよいのか
について、さらに詳しく分析しています。
「今の渋谷区なら、まだ高く売れるのか?」
「売るなら今なのか、それとも待つべきなのか?」
とお考えの方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
●関連記事:データが語る「6月の急ブレーキ」と今後の売却戦略
「そろそろ売ろうかな」と思ったら、まずは現在の価格を確認
マンション売却では、実際に売却を開始するかどうかを決める前に、
「今、自分のマンションはいくらくらいで売れるのか」
を知っておくことが非常に重要です。
価格を知ったうえで、
「今売る」
「もう少し待つ」
「住み替えのタイミングで売る」
などを判断すればよいからです。
中古マンションなび渋谷区では、渋谷区の中古マンション売買に特化し、地域の成約事例や市場動向を踏まえた売却査定を行っています。
「まだ売るつもりはないけれど、現在の相場だけ知りたい」
という段階でも問題ありません。
渋谷区でマンションの売却を少しでもお考えなら、まずは現在の市場価値を確認してみてはいかがでしょうか。
中古マンションなび渋谷区では、無料査定・売却相談を承っています。
※市場動向は今後変化する可能性があります。売却時期や売却価格については、個別の物件条件や最新の成約事例を踏まえてご判断ください。
(初回投稿日:2026年9月13日)

