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中古マンションをリフォームしてバリアフリーにできるの?

 

昔から、若い方で一戸建てに憧れを持つ人は多いですよね。広い庭付きの一軒家に住みたいと思う方も多いと思います。しかし、年齢を重ねてきたときには2階建ての一戸建ては住みにくいと感じる人が多いのも事実です。 こう感じる理由の最も大きいのが「2階部分」の存在。2階へ行くときの階段で、高齢と言われる年代にさしかかると足腰が弱くなってきて上り下りが大変になってくるものなのです。 また、子供が独立した後には主に子供部屋があった2階部分は使わず空部屋のまま、さらに配偶者をなくし一人暮らしになってしまうと一戸建ては広すぎて、庭などがあると余計に維持が大変なケースもよく聞きます。誰も使わない部屋であっても面積が税金に参入されるので、高齢者の方には負担が大きくなります。 そこで、今注目されているのが、戸建てを売却して中古マンションを購入! さらに中古マンションを工事してバリアフリー化することです。  

 

 

 

バリアフリーのポイント

1.段差の解消

玄関や部屋の境など住戸にはどうしても段差が発生してきます。そこで必要な個所にはスロープを設置するなど段差を解消することが大切です。高齢者の方でなくても、妊婦さんや小さなお子様にとっても段差がないことは安心できる要素になってきます。

 

 

2.手すりの設置

年齢を重ねていくと何気ない動作も大変になってきます。座ったり立ったりする玄関や浴室、トイレなどにも必要になり、利き手の問題もあるため両側に設置することが理想といえます。

 

 

3.居室内の出入口に余裕を持たせる

車いすでの生活には85㎝以上の幅が必要とされています。そのため回転するスペースを確保するためには、150㎝×150㎝程度は必要といえるでしょう。将来的な介護の必要性を考えた際にも廊下の幅のゆとりは非常に大切なポイントです。また、開き戸から引き戸へ変更することで軽い力でドアの開閉が可能となり、車いすでの移動が楽になります。

 

 

4.安全で快適な浴室

浴槽は高すぎないことが鉄則です。またぐ高さは40㎝程度に抑えたものがおすすめです。可能であれば浴槽の高さに合わせた腰掛台を設置することで、転倒のリスクを軽減できます。また、タイル張りの洗い場は滑ってしまい転ぶ危険性もあります。滑りにくい材質のものに変更したり、手すりを取り付けるなどして転倒防止に努めましょう。また、冬場には急な温度差による浴室内での事故も多数発生しますので浴室暖房を設置し、冬でも安心して使える浴室にしましょう。

 

 

補助金がもらえる!?

1.介護保険制度

介護保険制度では、「要支援1~2」または「要介護1~5」と認定された人が暮らす住宅で、バリアフリーリフォームを行う場合、リフォームにかかる費用のうち、20万までの場合であればその7~9割の補助金が出ることになります。20万円を超える部分に関しては、全額自己負担となりますので、注意が必要です。

 

 

2.各自治体の補助金を使う

各自治体ごとに申請できる条件は異なりますが、東京都でいえばほとんどの自治体で補助を受けることができます。

 

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これからもずっと住み続ける住宅。将来的にいつまでも快適に住める住宅であることが大切です。暮らしやすさが継続されるためには設計や設備の工夫が重要です。高齢者の方だけではなく、バリアフリーの行き届いた住宅は、小さなお子様や妊婦さん、皆さんにとって安全な空間といえます。事前に皆さんで相談しながら、安全な空間作りをしてください。