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ペット可のマンションの共用部分は劣化が激しい?

 

ペット可のマンションにつきものの悩みとは?

 

可愛いペットと一緒に暮らしたい、そんな願いを持つ人は多いものです。しかし、賃貸の場合は中々ペット可のマンションはありません。というのも、賃貸の場合、借主が退去したときに大家さんは次の借り手のためにリフォームをすることになるのですが、その費用が敷金を大幅に超えて大変なことになるパターンがあるからです。 
ペットを飼っていた部屋となりますと、匂い、粗相してしまった時の染み、引っかき傷、網戸破壊、ペットのいたずらによる、人間では考えられない部分の損傷などがある場合が多いです。

 

ですが、分譲マンションともなると話は別です。賃貸と違って、室内に起きた不具合は家主の責任になりますし、共用スペース以外は一応個人的な空間ですから、中には大型犬の飼育をOKしているマンションも結構あります。
もっとも、アレルギーがある、過去に吠えられたことがあるなど、ペットに関して苦手意識を持っている方もいらっしゃいます。

エレベーターをはじめとする共用部分の使用について、ペットを飼っていない人から苦情が来て、ペットはエレベーターを使用禁止、などということになったマンションもなかにはあります。


動物は可愛いものですし、ペットを飼うと情操教育や様々なよろこびがあります。その反面、飼い主がきちんとした管理が出来ない、しつけが出来ない、意識が低い場合、思わぬトラブルをもたらすことは皆さんご存知のことと思います。
ここでは、マンションという限られた環境だからこそ起きる問題について考えてみましょう。ペットを飼っている方も、飼っていない方も、参考にしていただければ幸いです。

 

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室内飼育をしている場合は?


分譲マンションで、小型犬や猫、鳥などを完全に室内飼育をしていて、一切外に出さないという場合は、他の住人に迷惑がかかることはないと考えているかもしれません。ですが、気をつけていただきたい点が幾つかあります。それは鳴き声、匂いです。
たとえば、真夏の盛りに排泄物の処理を怠り、何日も放置してしまった、などということがありますと、ご自身の部屋がすごい悪臭と不衛生な環境になるだけでなく、隣の部屋にもベランダから臭いがするなど、迷惑をかけてしまいます。それに、いくら壁があるとはいえ、部屋がそのような不衛生な状態になっていることを喜ぶ住人はいません。ペットの糞尿の処理は速やかに、お住まいの自治体の区分に従って素早く行うようにしましょう。

 

また、鳴き声も、夜中など一晩中甲高い声で鳴かれた、という苦情もよくあります。分譲マンションの場合、賃貸よりも良い防音であるため、窓ガラスをきちんと閉めておけば、ちょっとやそっとの音は漏れないものですが、窓を開けていたい季節などは注意が必要です。あまり頻繁に鳴くようでしたら部屋の窓は閉めなければなりません。
また、静かな夜ですと、昼間はさほど気にならないペットの声がよく聞こえてくる、一晩中鳴いていて眠れない、という声もあります。ペットが夜鳴いてしまうという方は、ペットが過ごすケージを、隣の部屋と少しでも距離を取れる室内の中ほどに置く、防音のために毛布をかけてあげるなどの工夫をしてみるのもよいでしょう。

 

また、防音ケージというものがあります。こちらはその名の通り、防音のために作られたケージですので、こちらなら安心。
実は、誰からも苦情を言われたことがない、のではなく、言えない、あるいは我慢してくれている場合が多いのが実情なんです。
ベランダで吼えるペットがうるさいという苦情もあるため、マンションによってはペットをベランダに出すのは禁止というところもあります。

 

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共用部分の困った話


先ほどの完全室内飼育の小型のペットではなく、散歩が必要な犬、となってまいりますと、大きさにかかわらず、共用スペースを使用することになります。
理想はケージやバッグに入れて、エントランスを出てからペットを外に出すというものですが、中、大型犬になりますとそうはいきません。そのため、リードをつけてしっかりコントロールしながらエレベーター、階段、廊下、エントランスなどの共用スペースを使いましょう。
さきほどの、ケージに入れた場合でも、中から糞尿が落ちてしまった、などの問題は多々あるようです。これも飼い主の意識が問われます。排泄したものはしっかりとビニール袋に入れる。万が一粗相してしまった場合は、すぐにふき取り、消毒した後、管理組合に申告した方がいいかもしれません。

 

ご自身にとっては可愛いペットの糞尿の始末「うちはこの程度の消毒で済ませている」という自分の常識は他人と違うかもしれないと考えましょう。
これは犬猫全般にいえますが、縄張りを主張するためにスプレー行為をしてしまう場合があります。彼らは柱などに目がありませんので、リードをしっかり握って、自分の部屋から敷地を出るまでペットの好きにさせないようにしましょう。

 

次に問題になってくるのが、匂いです。また、砂場などで遊んだまま入ってきて、エントランスで体を震わせて砂を落としてしまう、などです。こちらも、こまめにペットの体を洗う、また、外で遊んで汚れたらその場で体を拭いて、外で体を震わせるようにする、などのケアが必要です。
草むらに転がって遊ぶペットは可愛いものですが、その体にダニなどがついて、そのまま持ち帰ることのないよう、マンションの敷地に入る前に体を拭いてやる、よく払うなどの対策をしましょう。

また、ペットの毛も問題となります。シーズンごとに抜け替わる毛は柔らかく、犬種によっては大変な量になりますし、アレルギーで苦しんでいる方もいます。こちらも、共用部を利用する時にふわふわと舞ってしまわないように、日頃からグルーミングやブラッシングでケアしておきましょう。


如何でしたか?飼い主にとっては目に入れても痛くないほど可愛いので、どうしても基準が客観性を欠いてしまうのがペット関係の問題の一つの原因です。他人にとっては匂いや声、排泄物が気なる場合が多々あります。
そういうことを気にするなんて心の狭い人だ、動物を愛せないのは冷たい、と考える前に自分にとっての常識と人のそれは違うということを認識しましょう。

 

ご本人が口に出していなかったとしても、我慢させているかもしれないという意識を常に忘れないようにしましょう。
可愛いペットがご家族以外にも癒しを与えてくれ愛される存在だったら嬉しいですよね。ペットは本来そうなるべき存在です。
普段からのお手入れや躾、何より他者への配慮が大事です。

 

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(初回投稿日:2020年9月7日)