マンションをリノベーションしたい!
中古マンションは新築マンションよりかなり価格が安いのですが、設備や内装などが古くて住み心地が悪そうだ、と考えている方は、リノベーションも視野に入れてみてはいかがですか?
リノベーションとは、リフォームよりさらにワンランク上の改装。内装や設備を撤去して設計しなおす改修工事のこと。
理想の家が手に入るので最近は人気なんですよ。ことに、価格が下がっている中古マンションのリノベーションは人気ですが、マンションならではの制限もあります。
最近はマンション丸ごとリノベーションも流行っていて、エントランスや廊下までまるで新築のように生まれ変わっている高度成長期の頃に立てられた古いマンションも多く見られます。
もっとも、ご自身の部屋だけをリノベーションする場合、マンションの共有部分に当たるエントランスホール、階段などの共用部分は変更できません。また、ご自身の専有部分であっても、ドアや外側から見た時のバルコニーは自由な改装はできません。
マンションのリノベーションを考えるにあたって、出来る部分と出来ない部分を知っておく必要があります。
マンションのリノベーションでできること
・間取変更
建築方式や排水方式によっては、キッチン、浴室、トイレなどの水周りの設備は移動できないか金額がさらにかかる場合も。
・内装
壁紙や室内建具、天井、照明設備、等、管理規約でフローリングに変更できないマンションもあります。
・設備
システムキッチン、ユニットバス、トイレなど全て最新の設備に交換できます。キッチンの移動や浴室のサイズアップが可能な場合と可能ではない場合があります。
・コンセントやスイッチ
壁の増減に伴い、使いやすい位置に電源コンセントやスイッチを移動、増設。
・天井の高さを変える
コンクリートの内側の範囲内で変更可能です。
・バリアフリー
床の段差をなくして、扉を変更、手すりをつける、浴室、トイレの改装など。改装の内容と障害の度合いで介護保険が使える場合もあります。
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マンションのリノベーションでできないこと
・玄関のドアを変更
共用部分となる玄関ドアは交換することはできませんが、ドア内側の塗装で部屋の雰囲気と合わせる事はできます。
・バルコニーの増改築
外観として共用部分のため個別に改装はできません。日よけ、物干し台の設置は出来る場合とできない場合があります。
・その他
給湯器の移動や容量の大きなものへの交換はできない場合も。電気容量のアップには各戸ごとに制限があります。給排水管やガス管は共用部分にあたりますので移動ができません。
ご自身のマンションの建築方法によってできることやできないことが変わってきます。
管理規約にはリノベーションやリフォームではできないことが記載されています。
建築方法、水周りの移動が出来るかどうか、電気容量、給湯設備の変更についてなど、良く確認し、リノベーション会社と相談しましょう。
□関連記事:リフォームするなら管理規約は要確認
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(初回投稿日:2019年9月3日)