持家の自宅を賃貸に出して新たな家を買う!?
手狭になった、駅からもっと近くに住みたい等、引っ越しを検討される理由は様々です。
持ち家の方にとってそんな今の家をどうするか選択肢は、
・今の家を「売却」して新たな家を買うか
・今の家を「賃貸」に出して新たな家を買うか
の2つになります。
「売却」をする場合は売却が完了すれば、すべてが終了し精神的には楽になれるメリットがありますが、住宅ローンが残っていた場合、一括で金融機関に住宅ローンを返済する必要があります。 「賃貸」を考えた場合は家賃収入を得られるメリットがある反面、空室期間は家賃収入が入ってこない事や、入退去時に修繕等の費用が発生するリスクがあります。
今回は今の家を「賃貸」に出した場合のメリット、デメリットをまとめました。
今の家を貸した場合のメリット
1.家賃収入を得ることができる
「不動産」という資産を保有できて、賃貸に出すことによって、建物が存在するかぎり、家賃収入を得ることができます。
2.賃借人が出たタイミングで将来またその家に戻ることもできる
賃借人が退去して空室になったら、再び自分で住むことが可能です。自宅に戻りたい時期が確定しいている場合は、貸し出す期間を定めた定期借家契約という方法もあります。
3.住宅ローンが残っている場合は家賃でローンを返済することができる
以下のデメリット4の注意が必要ですが、家賃収入で新たな家の住宅ローン返済に充当することが出来ます。
□関連記事:今、持家だけど、売却しなくても買えるの!?
今の家を貸した場合のデメリット
1.家賃収入ゼロのリスク
入居者が決まらない場合その間の家賃収入はゼロとなります。
家賃収入を新しい家の住宅ローンの返済に充当する予定の場合は空室期間中の貯金等から支払わなければならなくなります。
2.設備の経年劣化のリスク
入居者が決まったからといって100%安心という訳ではありません。
物件を保有しているということは、建物の劣化や設備の故障による修繕費、固定資産税などの経費が発生します。
固定資産税の負担は予想がつきますが、エアコンなどの住宅設備は耐用年数が十数年ほどとされ、不定期に故障や劣化が生じます。通常の使用をしていて、経年劣化での設備機器の交換や修繕に係る費用は貸主の負担です。
当然、想定される年数より長く壊れない場合もありますが、逆に早く故障してしまうこともあります。
3.確定申告、物件の維持管理など、賃貸経営上の手間がかかる
物件を他人に貸して収益を得るというのは、一つの事業となります。そのため、確定申告等、事業経営をするうえでの手間がかかってきます。
4.住宅ローンは基本的に本人居住用の融資
住宅ローンは、基本的に本人がその住宅に住むためのローンになり、事業用の融資とは種類や金利が異なります。住宅ローンが残ったまま、賃貸に出す場合は、借りている金融機関に事前に相談するほうが安心です。
このように何にしてもメリットデメリットがありますが、リスクの内容を認識しておくことが大切になります。
またこのようなリスクを少しでも軽減させる貸す方法はあるのか?自分の家、貸すべきか、売るべきか迷っている方はプロに相談してみませんか?
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(初回投稿日:2023年11月17日)