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日本有数の邸宅エリア松濤には何がある?

 

明治時代は茶畑だった?!

 

渋谷駅から109を通り過ぎセンター街を抜けると、今までの雑踏が嘘のような閑静な住宅街になります。渋谷駅から徒歩10分程度のこのエリアは著名人の邸宅が軒を連ねる、都内屈指の高級邸宅街。上場企業の創業者や各界の著名人などが数多く住んでいます。

 

現在の松濤は、明治時代に旧佐賀藩主の鍋島家が狭山茶を移植して茶畑「松濤園」を開いたことが松濤のはじまりです。松濤園の由来は、松濤周辺は松林が多く、松のこずえの音が海岸に打ち寄せる濤(なみ)に聞こえることを「松濤」と言い、また釜の湯がたぎる音が松風と潮騒に例えたとされたのが原点となるでしょう。

 

松濤園のお茶は明治の東京市民に渋谷茶として評判を呼びましたが、残念ながら東海道線の開通により30年程で幕を閉じたとされています。その後、関東大震災により約200坪単位の宅地として社会的地位の高い人たちに分譲されたのが現在の高級邸宅街の始まりです。

 

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忠犬ハチ公の飼い主は松濤で暮らしていた

 

渋谷駅のシンボルである「忠犬ハチ公」のお話はご存知でしょうか?急死してしまった飼い主を渋谷駅で待ち続けるという、なんとも涙があふれてしまう飼い主に忠実な犬のお話。飼い主は現在の渋谷区松濤一丁目で暮らしていた東京大学農学部教授の上野英三郎氏。

 

上野博士はハチ愛し、ハチ公と呼ぶほど敬意を表していたと言われています。飼い始めてから1年半ほどで博士は急逝しましたが、ハチは死ぬまでの約10年間渋谷駅に通い来る日も来る日も、改札口から出て博士がくるのを待っていたそうです。そんな光景が朝日新聞の記事になり、ハチはみんなに愛される存在となり、今でも渋谷駅前にはハチが博士の姿を探し求めています。

 

 

松濤周辺は芸術施設が豊富

 

渋谷区は文化の発信の地としてされていますが、高級邸宅街の松濤の随所に文化施設があるのですよ。例えば年間を通して音楽や演劇、アートや映像などの多様な公演が行われている「Bunkamura」や静謐な雰囲気が漂う「観世能楽堂」、区立だとは思えないほどの印象的な建築物と様々展覧会を行う「渋谷区立松濤美術館」など、高級住宅街の中に古典芸能や芸術が息づく場所となります。ミニシアター系映画が鑑賞できる「UPLINK(アップリンク)」や多彩なライブやイベントが毎日公演されている「サラヴァ東京」などの文化施設があります。

 

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明治時代の茶園「松濤園」が由来の渋谷区松濤についてご紹介しましたが、いかがでした?高級邸宅街になった所以や渋谷駅のシンボル「忠犬ハチ公」の飼い主が住まいがあったなど、その土地の歴史を学ぶことにより現在の成り立ちが理解できるものですね。Bunkamuraやサラヴァ東京などに立ち寄った際には松濤周辺を散策すると、あなただけの新たな発見があるかもしれませんよ。歴史を学んで現在を見てみましょう。

 

 

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