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子育てしながら、渋谷に住むってアリ?共働き夫婦のリアルな選択

「渋谷」と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは若者で賑わうスクランブル交差点や、煌びやかな商業ビル群。にぎやかで華やかな街というイメージが根強い一方、近年「住む街」としても注目を集めています。

共働き世帯が増え、通勤や育児の効率を重視する流れの中で、都心居住の魅力が再評価されているからです。では、果たして子育て世帯が渋谷区に住むのは「アリ」なのでしょうか?

今回は、渋谷区で子育てをする共働き夫婦の視点から、そのメリットとデメリットを徹底解剖します。

 

 

渋谷に住むという選択肢

 

2025年現在、渋谷区の人口は約24万人。そのうち15歳未満の子どもは約2万人で、全人口の8%程度を占めています。

若者の街として知られる渋谷ですが、子育て世帯も確実に存在し、少しずつ増加傾向にあります。

都心志向が高まる背景には、以下のような理由があります。

 

・通勤時間の短縮

共働きで忙しい夫婦にとって、毎日の通勤時間の短縮は生活全体に直結する大きなメリットです。

 

・利便性

買い物、医療機関、教育施設、習い事、文化施設など、生活インフラがすぐ近くにある安心感は、子育て世帯にとっても魅力です。

 

・資産価値の高さ

不動産価値が落ちにくい都心の住宅は、将来の資産形成という面でも注目されています。

一方で「渋谷で子育てなんて無理そう」という声も多いのが現実。にぎやかな街ゆえの喧騒や家賃の高さが、不安要素として常につきまといます。

 

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渋谷区での子育て事情

 

保育園事情

渋谷区には認可保育所、認定こども園、小規模保育事業所などが複数あり、保育施設の数自体は都心の中では比較的充実しています。しかし、希望者数に対して依然として待機児童ゼロとはいかない状況です。

改善は進んでいますが、依然として人気エリアでは競争が激しいのが現状です。

 

渋谷区独自の支援制度

 

渋谷区には以下のような独自支援制度があります:

 

・出産祝い金(第110万円、第215万円、第3子以降20万円)

・渋谷区子育て応援券(育児支援サービスの利用補助)

・渋谷区子ども医療費助成(中学3年生まで医療費無償)

 

また、区のホームページやアプリ「しぶきっず」で保育施設の空き状況や子育て情報を確認でき、忙しい共働き世帯にはありがたいサービスです。

 

遊び場・支援施設

 

渋谷区には「子育て支援センター」や「親子カフェ」が複数存在し、育児中の親同士がつながれる場所も整っています。

さらに、区内には以下のようなスポットがあります:

 

・代々木公園

・渋谷区立中央図書館

・こども科学センター・ハチラボ

 

ただし、都心ゆえに公園が小規模で混み合うことも多く、自然環境の豊かさという点では郊外には及びません。

 

共働き夫婦のリアルなライフスタイル

 

都心での子育ては「大変そう」と思われがちですが、渋谷区には共働き家庭が暮らしやすい側面も多くあります。

 

都心ならではのメリットは、移動時間の短縮です。

保育園から職場が近いことで送迎負担が減り、家族の時間を確保しやすくなります。

また、渋谷区は駅近に保育施設が多く、雨の日でも移動が比較的楽です。

 

ただし、デメリットもあります。

渋谷は夜遅くまで人通りが多く、特に繁華街エリアでは子どもを連れて歩くのに不安を覚える親も少なくありません。

夜間の騒音問題や酔客とのすれ違いなど、都心ならではの事情は避けて通れないポイントです。

 

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渋谷の住宅事情と家賃相場

 

渋谷区の住宅相場は、都内でもトップクラスに高額です。

 

賃貸相場

 

1LDK/2K/2DK19.1万円

2LDK/3K/3DK30.9万円

3LDK4K以上:50.0万円

20257月現在

 

共働きで世帯年収が高い家庭でも、3LDK以上を探すとなると負担は大きいと言えます。

 

子育て世帯に人気のエリア

 

渋谷区内でも、子育て世帯が選びやすいエリアがあります。一例は次の通り。

 

・代々木上原

静かで落ち着いた雰囲気。教育熱心な家庭が多い。

・広尾

インターナショナルな雰囲気で教育環境が充実。

・恵比寿

利便性抜群で、都心ながら生活環境も比較的良好。

・初台

都心の隣ながら、住宅地として落ち着きがある。

 

渋谷駅周辺は商業地色が強いものの、少し外れると住宅街も多く存在します。

物件探しは「繁華街からの距離感」がポイントです。

 

郊外に目を向ければ、同じ家賃でもより広い住居が手に入るのは事実。

ただし、そのぶん通勤や生活利便性のトレードオフは覚悟が必要です。

 

渋谷で子育てするメリット

 

圧倒的な利便性

渋谷区には利便性の高い駅が多くありますが、なかでも渋谷駅は、JR・私鉄・地下鉄が交差する交通の要。

通勤も送迎も効率的で、共働き夫婦には大きな強みです。

特に雨の日や仕事で遅くなった日の負担が軽減されます。

 

子育て支援の充実

渋谷区は都心の中でも子育て支援が比較的手厚い区です。

区の支援金やサービス、医療費助成など、経済的な補助は大きな魅力です。

 

教育・文化環境

渋谷区には、習い事や文化施設が豊富にあります。

子どもの習い事も多種多様で、英語教育、美術、ダンス、プログラミング教室まで選択肢が豊富。

また、代々木公園や各種ミュージアム、図書館が近く、休日の過ごし方も多彩です。

 

多様な価値観を育む環境

多国籍で文化的にも多様な渋谷は、子どもが早くから多様な価値観や人との違いに触れることができます。

国際感覚を育てたい家庭にとっては、大きな魅力と言えるでしょう。

 

渋谷で子育てするデメリット

 

 

家賃の高さ

最大のハードルは、やはり家賃の高さです。

子育て世帯に必要な広さを確保しようとすると、賃貸でも月額40万円以上が珍しくありません。

 

公園不足と遊び場問題

自然豊かな遊び場という意味では、渋谷区は物足りない部分もあります。

大きな公園は代々木公園など限られており、近所の公園は狭く混みがちです。

郊外のように「のびのび遊ぶ」環境は少ないと感じる親も多いです。

 

繁華街特有の治安

夜間の人通りが多く、深夜営業の店舗が並ぶエリアも多いため、子どもを連れて歩くのは避けたい時間帯が存在します。

繁華街から離れた住宅街を選ぶことが重要です。

 

子育て世帯の孤立

全体として若者や単身者の比率が高いため、地域コミュニティが希薄なエリアもあります。

子育て世帯同士の交流を求めるなら、支援センターなどに積極的に出向く必要があります。

 

学区問題

渋谷区の公立小学校は学区制ですが、家庭の事情で学区外の学校を希望する場合は「指定校変更」を申請できます。

人気校では申請が集中するため、審査が厳しくなり、希望通りにならないこともあります。

また、学区内でも定員超過の場合は抽選になる場合があります。

 

渋谷区で子育てをするのは「アリ」か「ナシ」か。

一言で断言するのは難しいものの、共働き世帯にとって渋谷に住む最大の魅力は「時間のゆとり」と「利便性」に尽きます。

ただし、家賃や街の喧騒など、生活の質を下げかねないデメリットも見逃せません。

結局は各家庭が何を優先するか。

住居費を抑えたいのか、通勤時間を減らしたいのか、子どもに都心で多様な体験をさせたいのか。

渋谷での子育ては、まさに「自分たちらしい子育て」を選び取る覚悟が試される場所です。

都心の子育ては無理だと諦めず、一度検討してみる価値は十分にあるでしょう。

 

参考URL

・渋谷区の状況

https://files.city.shibuya.tokyo.jp/assets/12995aba8b194961be709ba879857f70/aa4669aef39c4c218b4c2ddeb1155363/sankou_shibuya_jyokyo.pdf

・渋谷区子育て情報

https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/

SUUMO 渋谷区家賃相場

https://suumo.jp/chintai/soba/tokyo/sc_shibuya/?ts=1

 

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