1人の出産につき最大10万円を助成
自治体により妊婦検診公費負担や助成金、サービスが大きく異なります。渋谷区では1人出産することにより最大10万円を助成する「ハッピーマザー出産助成金」の制度があります。ほかの自治体では第3子以降に助成金がおりる場合がありますが、渋谷区では第1子から現金で助成されます。ただし、加入している健康保険から付加給付が支給される場合はその額を控除した金額が助成されますが、一般的な健康保険の場合は付加給付が支給されることがありませんので現金で10万円が助成されます。健康保険の42万円の出産一時金だけでは出産費用が足りないケースが多いので、ハッピーマザー出産助成金の10万円はありがたいですね。 また、子どもの任意予防接種には公費助成があります。おたふくかぜやインフルエンザは全額助成、ロタウイルスワクチンは一部助成があります。予防接種は度重なるため助成があることにより費用を気にせずお子様の健康のために予防接種を受けることが出来ます。
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都内のお得な制度
新宿区:子育てファミリー世帯居住支援(転入転居助成)
義務教育修了前の子を扶養する世帯が区外から区内へ引っ越すときに際にかかる費用の一部を助成する制度です。賃貸契約時の礼金、仲介手数料の合計(限度額36万円)及び引越し費用(限度額20万円)。限度額があるものの引っ越し時には費用がかかるためとても助かる助成金です。
杉並区:子育て応援券
お子様が生まれたら無償の子育て応援券2万円分が受け取ることが出来ます。杉並区独自のサービスの子育て応援券は親子で楽しむイベントや家事援助などのサービスの利用とインフルエンザ予防接種かかる費用に利用できます。2歳まで年間2万円分が無償で受け取ることができ、その後5歳までは1冊1万円分の応援券を3,000円で購入できます。子育て応援券は残念ながら商品を購入することはできないですが、産後の体操やお子様のリトミックなどに利用できるため活用の幅は広いでしょう。
中野区:面接すればこども商品券1万円
中野区の妊産期相談支援事業のひとつ「かんがるープランの作成」では、妊娠期間中に保健師等と面接し産後の子育てプランを考えます。面接内容は難しいものではなく、無事に子育てを行うことができるか把握するためであり、かんがるープランを作成すればこども商品券1万円をもらうことができます。産後は産後デイケアや助産師やほかのお母さんとの交流の機会を設けているため活用することをオススメします。
江戸川区:乳児養育手当(ゼロ歳児)
江戸川区独自の制度で、赤ちゃんにとって一番大切な時期を保育に専念するための経済的支援を目的としており、所得制限はありますが0歳児のいる家庭に1歳になるまで毎月1万3000円支給されます。この他にも私立幼稚園の補助金が所得制限なく入園時に8万円、保育料は2万6000円まで支給されたり、胃がん健診と乳がん検診が30代から無料で受けることができたり、区民によりそった独自制度を行っています。
大田区:奨学金給付制度(返さなくてもよい)
区民からの寄付金を基にした積立金を設けた給付型奨学金があります。支給金額は30万円、募集人数は40名程度、応募資格や条件はありますが、経済的理由により就学が困難な場合には子供の将来のために奨学金給付制度を利用しましょう。この他にもぜんそくや肥満虚弱など体質の子どものための全寮制学校があります。
台東区:にぎやか家庭応援プラン
第3子以降の出産や小学校入学、中学校入学に応じてお祝い品が贈呈されます。こども商品券1万円分、図書カード1万円分、区内を走る循環バス専用回数券110枚など実用的なお祝い品は区民から重宝されています。にぎやか家庭応援プランとは別に3歳になる子供には幼児用ヘルメットが無償で配付されています。
いかがでしたでしょうか?それぞれの自治体では様々な独自サービスを行っていますが、そのサービスを知らないがために利用していない方もいらっしゃいます。子育てにはお金がかかるものですので、自治体のサービスを把握して活用していきましょう。
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