若者文化の中心地として知られ、ファッション、音楽、グルメなどの最先端が集まる渋谷。
「渋谷で子どもと科学体験」と聞くと、少し意外に思われる方も多いかもしれません。
けれど実は渋谷には、親子で訪れて楽しく学べる「科学の入り口」が存在します。
それが「渋谷区子ども科学センター・ハチラボ」(通称:ハチラボ)です。
渋谷駅から徒歩約8分というアクセスの良さに加え、入館料は無料。
気軽に立ち寄れる穴場的な存在として、知る人ぞ知る人気スポットになっています。
子どもの「なんで?どうして?」を大切にし、見る・触れる・体験することで科学のしくみを学べる展示が揃うハチラボ。
実験やものづくりのワークショップも定期的に開催されており、親子で夢中になれる時間が広がっています。
忙しい親にとっては、短時間でも有意義な「学び」の機会を提供してくれる存在です。
今回は、そんなハチラボの魅力を紹介します。
理科好きの子どもも、まだ科学に触れたことがない子も、一度足を運べば「もっと知りたい!」という気持ちが芽生えるはず。
渋谷の新たな顔とも言える科学スポットへ、親子で探検に出かけてみませんか?
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ハチラボの概要
ハチラボは、渋谷区文化総合センター大和田の3階に位置する、区立の子ども向け科学センターです。
2010年の開館以来、地域の子どもたちにとって「身近な科学」と出会える場として親しまれています。
施設名の「ハチラボ」は、渋谷のシンボル「ハチ公」の「ハチ」と、理数教育に力を入れている 渋谷区立鉢山中学校の「ハチ」、実験室「ラボラトリー」を組み合わせた愛称で、親しみやすさもポイントです。
対象年齢は主に小学生ですが、未就学児でも楽しめる展示が多く、実際には3~4歳くらいの子どもたちが親と一緒に来館する姿も多く見られます。
展示スペースは決して広くはありませんが、ひとつひとつの展示が「手を動かして考える」ことにフォーカスしており、短時間でも充実した学びが得られるよう工夫されています。
また、ハチラボの最大の特徴は「インタラクティブ性」です。
ボタンを押す、レバーを回す、物を動かすといった「能動的な体験」を通して、子どもが自分自身の手で科学の不思議を発見していきます。
その過程で「どうしてこうなるの?」「やってみたらわかった!」という気づきが自然と生まれ、学びへの意欲を育むのです。
そして何よりありがたいのが、「入館無料」であること。
渋谷という立地にありながら、誰でも気軽に何度でも訪れることができるのは、子育て世代にとって非常に心強いポイントです。
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体験型展示の魅力:遊びながら学べる
ハチラボの常設展では、「見て、さわって、考える」ことを重視した体験型の展示が中心です。
この常設展は、数学者である秋山仁氏による監修。
体験しながら算数・数学が学べるといった内容です。
たとえば、「荷物の詰め込み」では、限られたスペースに荷物を効率よく詰める工夫を楽しむことができ、「2項分布パチンコ」では、ボールを転がして確率の不思議を体感できます。
これらの展示を通じて、子どもたちは遊びながら科学や数学の原理に触れることができます。
こうした展示は、知識よりもまず「驚き」や「楽しさ」を起点にしており、特に理科に苦手意識のある子にとっては最適な「入り口」になります。
自分の手で確かめながら、「さっきと違う結果になった!」「こうしたらこうなるんだ!」という発見を重ねることで、好奇心が自然と芽生えるのです。
また、展示物にはスタッフのコメントや説明パネルも丁寧に添えられており、親も一緒に「なるほど」と思える知識が得られます。
単に子どもを遊ばせるだけでなく、親子で一緒に学ぶことで、会話も自然と広がっていくことでしょう。
例えば、「これはなんでこうなるの?」と子どもに聞かれた時、自分も一緒に考えて答えを見つける過程そのものが、科学の楽しさなのです。
常設展のほかに、特別展も随時展示されています。
「特別展」は、「自然・技術・数学・環境SDGs」をテーマにした体験型の展示です。
年に5回、展示が替わります。
【現在展示中の特別展】※2025年5月現在
お菓子の科学展
2025年4月22日(火)~2025年6月29日(日)
【過去に開催された特別展の例】
・音と科学のふしぎ展
・おどうぐラボ展
・あれも?これも?知ってるつもりなSDGs展
・ハチラボ スライム展 この夏、ハチラボでスライム体験!めざせスライムマスター!
・テセレーション展 あそんでたんきゅう!しきつめアート・パズル
人気のワークショップ:科学がもっと好きになる
ハチラボのもうひとつの大きな魅力は、定期的に開催されるワークショップの数々です。
実験教室、科学工作、サイエンスショーなど、参加型のプログラムが豊富に用意されています。
たとえば、色が変わるスライムを作る実験や、空気の力でロケットを飛ばす工作などは、子どもたちに大人気。難しい理論は抜きにして、「やってみる」「できあがる」「驚く」というプロセスを楽しむことができる内容になっています。
科学が初めての子でも安心です。
参加には基本的に事前予約が必要。
開催日の一週間前0:00から先着順のものや、抽選制のものがあります。
内容や児童の年齢によっては保護者の同伴が必要です。
また特筆すべきは、スタッフの質の高さです。
理科系の大学出身者や教育経験のある方が多く、子どもにわかりやすく伝える工夫が随所に見られると評判。
子どもの「わかった!」を引き出す声がけが自然で、保護者からの信頼も厚い存在です。
【ワークショップの例】
・浮沈子をつくろう
・星空まんげきょうをつくろう
・モーターとんぼ
・ロボット&プログラミング教室 入門編
・宝石すくい
・アイスクリームストラップ
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施設の使い勝手:親子に優しい設計
ハチラボは、親子にとっての「使いやすさ」にも細やかな配慮がなされています。
たとえばベビーカーでの入館もOKで、広い通路やバリアフリー構造になっているため、兄弟連れの家族も安心して利用できます。
館内には授乳スペースやオムツ替え台を備えたトイレもあり、小さな子どもを連れていてもストレスなく過ごせる環境が整っています。
さらに、施設は屋内にあるため、雨の日でも予定変更の心配がない点も嬉しいポイントです。
アクセス面でも優れており、JR渋谷駅から徒歩約8分という好立地。
周囲の交通量も少なく、ビルの入り口からエレベーターで直接3階へアクセスできるため、移動の負担が少ないのも魅力です。
また、同じ建物内には「コスモプラネタリウム渋谷」も併設されており、科学のテーマを「宇宙」まで広げて楽しむことも可能。
午前中にハチラボで遊び、午後はプラネタリウムで星を眺めるという一日プランもおすすめです。
ハチラボの周辺スポット
ハチラボがある「渋谷区文化総合センター大和田」は、複合文化施設として他にもさまざまな機能を備えています。
上階には区立図書館があり、科学や自然に関する児童書も充実。
展示のあとは図書館で本を読むという流れも人気です。
また、徒歩圏内には「代々木公園」が広がり、晴れた日にはピクニックを楽しむ家族の姿も。
体験型の科学と自然の中でのびのびと遊ぶ時間を組み合わせることで、子どもにとっても充実した休日になります。
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【ハチラボ】
住所:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田内
アクセス:各線 渋谷駅 徒歩8分
公式情報:https://shibu-cul.jp/hachilabo
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