「夫婦共働き」というライフスタイルは、今や当たり前になりました。
とはいえ、仕事に追われる日々の中で、二人で過ごす貴重な時間をどれだけ豊かにできるかは、住む街によって大きく変わります。
通勤が便利で、生活もしやすく、休日の楽しみも豊富。
そんなすべてを叶えたい共働き夫婦にとって、都心の住まい探しは悩ましいテーマです。
そこで今、注目されているのが渋谷区。
若者文化やビジネスの最先端を発信し続けるこの街は、実は静かな住宅地も多く、子育て支援も充実。
オンもオフも、そして未来のライフステージも見据えて暮らせる街です。
本コラムでは、共働き夫婦におすすめしたい渋谷区の魅力を、エリアごとの特色や住環境、子育て支援情報とともにご紹介します。
渋谷区の魅力
渋谷区というと、まず「若者の街」「再開発ラッシュ」「人が多い」というイメージを持つ方が多いでしょう。
確かに渋谷駅周辺は再開発が進み、渋谷スクランブルスクエアやヒカリエ、MIYASHITA PARKなど、新しい商業施設が続々オープンし続けています。
しかし渋谷区は、面積15.11平方キロというコンパクトさの中に、まったく異なる顔を持つ街が点在しています。
賑わいの裏側に、閑静な高級住宅街や、下町情緒あふれるエリアが共存しているのです。
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抜群の交通利便性
渋谷区の最大の強みは交通の便の良さです。
渋谷駅はJR山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東京メトロ各線、東急東横線・田園都市線、京王井の頭線が乗り入れ、首都圏ほぼ全域へのアクセスがスムーズ。
ビジネス拠点である大手町、新宿、六本木などへも電車一本、所要10〜20分前後と、通勤ストレスを大幅に軽減できます。
生活利便性の高さ
また、都心でありながら公園や緑地が多いのも渋谷区の魅力。
代々木公園、渋谷区立鍋島松濤公園、広尾公園など、散歩やピクニックにも最適です。
商業施設も充実し、食材の調達から日用品、最新トレンドまで全てが揃います。
スーパーも深夜営業やデリバリー対応が進み、共働き夫婦にとって非常に便利です。
こうした魅力が詰まった渋谷区は、まさに「共働き夫婦のための街」といえるでしょう。
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エリア別ガイド
ここからは、渋谷区内で共働き夫婦におすすめのエリアを、暮らし・遊び・子育て目線でご紹介します。
① 代官山エリア
代官山は、渋谷区の中でも特に洗練された雰囲気を持つ街です。
おしゃれなカフェ、インテリアショップ、セレクトショップが並び、歩くだけで刺激的。
代官山T-SITEをはじめ、本好きやクリエイターにも人気のスポットが豊富です。
東急東横線で渋谷駅まで一駅、中目黒や横浜方面にもダイレクトにアクセスできる交通利便性は抜群。落ち着いた住宅街が広がり、高級マンションも多い一方、賃貸物件も探せば意外にあります。
生活面では、成城石井やピーコックなど高級スーパーが揃い、食材調達も安心。
小規模な保育園やおしゃれな児童館があり、子育て世代にも優しい環境です。
・代官山T-SITE
https://store.tsite.jp/daikanyama/
□関連記事:代官山町はこんな街
② 恵比寿エリア
「大人の街」と呼ばれる恵比寿は、夜の飲食店が充実しているのはもちろん、昼も楽しめる街。
恵比寿ガーデンプレイスやウェスティンホテルなど、華やかで落ち着いた空間が共存しています。
交通はJR山手線・東京メトロ日比谷線が利用でき、渋谷・新宿・銀座方面どこへも好アクセス。
駅周辺にはスーパーや商業施設、病院、クリニックが多数あり、生活のしやすさも申し分ありません。
恵比寿南公園など子どもが遊べる施設も整い、週末はレストラン巡りやガーデンプレイスでのイベントなど、大人も子どもも楽しめるスポットが満載です。
・恵比寿ガーデンプレイス
□関連記事:恵比寿駅の魅力って?
③ 渋谷駅周辺(桜丘町・南平台・宇田川町など)
再開発が進む渋谷駅周辺は、まさに東京の未来を象徴するエリア。
渋谷スクランブルスクエア、渋谷ヒカリエ、MIYASHITA PARKといった商業施設はもちろん、オフィス、ホテル、住宅が一体化し、昼夜問わず賑わっています。
一方で、桜丘町や南平台など少し歩くと落ち着いた住宅地が広がり、都心でありながら静かな暮らしも可能。
再開発エリア内には保育園やプレイパークも整備されており、共働き夫婦にとっては心強い環境です。
生活利便性は圧倒的で、デパ地下グルメや深夜営業スーパーが豊富。仕事帰りにふらりと最新スポットを楽しめるのも、渋谷ならではの魅力です。
・渋谷スクランブルスクエア
https://www.shibuya-scramble-square.com/
・渋谷ヒカリエ
・MIYASHITA PARK
https://www.miyashita-park.tokyo/
□関連記事:5つのエリアに分類される渋谷駅周辺の街の特徴
④ 広尾エリア
国際色豊かな広尾は、各国の大使館が多く集まり、外国人にも人気の高級住宅街。
落ち着きとインターナショナルな空気が共存する街で、共働き夫婦にも非常に人気です。
東京メトロ日比谷線で都心各所に出やすく、アクセスも快適。ナショナル麻布スーパーマーケットなど、輸入食品が手軽に買えるお店も豊富で、食生活を楽しみたい夫婦にはうってつけです。
広尾公園や有栖川宮記念公園といった緑豊かな場所があり、子どもと一緒に自然を楽しむ時間も確保できます。
インターナショナルスクールも多く、将来を見据えた子育て環境が整っています。
ナショナル麻布スーパーマーケット
http://www.national-azabu.com/
□関連記事:おしゃれタウンと下町の二つの顔を持ち合わせる広尾
⑤ 笹塚・初台エリア
渋谷区の中で比較的「穴場」とされるのが笹塚・初台エリア。
下町感がありつつも、京王線で新宿や渋谷へすぐ出られる利便性が魅力です。
このエリアの強みは、家賃相場が比較的抑えめであること。大型スーパーや地元商店街が活気づいており、生活費を抑えながらも便利に暮らせます。
初台駅周辺にはオペラシティ、笹塚には商店街や駅ビルがあり、買い物も充実。
代々木公園も近く、休日には自然を満喫できます。
幼稚園や保育園も多く、子育て世代にも安心の環境です。
□関連記事:渋谷区でこの価格?!中野区杉並区隣接エリアが狙い目
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渋谷区の子育て支援・制度
渋谷区は子育て支援に非常に力を入れています。例えば、区内在住の保護者を対象に、保育園や一時預かり保育、ファミリー・サポート・センターの利用料などに使える「渋谷区子育て応援券」があります(年間最大24,000円分)。
また、東京都全域に共通する「子ども医療費助成制度」により、15歳年度末までの医療費がほぼ無料(自己負担最大200円程度)で済みます。渋谷区独自で保育園の定員拡大も進み、待機児童数は大幅に減少しています。
・渋谷区子育て応援券
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/shisetsu/kosodate/kuji/kosodate_ouen.html
・東京都子ども医療費助成制度
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/josei/kodomojosei/index.html
□関連記事:出産を控えたママ・パパ必見!渋谷区の育児サポートで新生活を安心に
渋谷区に住む際の注意点
もちろん、渋谷区にも「注意すべき点」はあります。
まずは家賃相場の高さ。
特に代官山、恵比寿、広尾は単身向けでも家賃が20万円を超える物件が珍しくありません。
渋谷駅周辺も再開発で上昇傾向です。
また、駅周辺の繁華街は夜遅くまで人が多く、騒音が気になる場合も。
特に渋谷駅近辺は深夜まで賑わうため、住む場所の選定には注意が必要です。
さらに、渋谷区は坂が非常に多い地域。
ベビーカーや自転車利用を考える場合は、地形をよく確認しておくのがおすすめです。
渋谷区は、通勤の快適さも、休日の楽しみも、将来の子育ても見据えた「共働き夫婦にぴったりの街」といえます。
再開発で常に新しい風が吹き込む一方、代官山や広尾など落ち着いた住宅街もあり、自分たちのライフスタイルに合わせた住まい選びが可能です。
少し家賃は張りますが、それに見合う「時間と心のゆとり」が手に入るのが、渋谷区最大の魅力ではないでしょうか。
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(初回投稿日:2025年6月28日)