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雨の日も安心!親子で楽しむ渋谷区立こども図書館の魅力

雨の日、子どもとどこに行こうかと頭を悩ませたことのある保護者は多いのではないでしょうか。

外で遊べない、買い物は気を使う、カフェでは落ち着かない…。

そんなときに救世主のような存在となるのが、公共の図書館。

なかでも「笹塚こども図書館」は、親子連れにとってまさに理想の空間です。

ここでは、本を読むことが「喜び」や「遊び」として、自然に親子の時間に溶け込みます。

 

 

子どもに特化した図書館

 

渋谷区笹塚3丁目、甲州街道沿いにある「笹塚こども図書館」は、渋谷区が子育て支援の一環として整備した、こども向けの図書館です。

 

所蔵資料は、一般書が2千冊なのに対し児童書が3万冊、外国語児童図書が200冊。

「こども図書館」の名前通り、子ども向けの本が多いのが特徴です。

 

幼児も安心して過ごせる低床設計、読み聞かせスペースやおむつ替え設備など、まさに親子で過ごすための空間が広がっています。

内装も森や恐竜、星空をイメージした部屋があり、子供たちの想像力を刺激しています。

大人が静かに本を読む図書館とは少し違い、子どもたちの「知りたい」「読んでほしい」「遊びたい」という気持ちが自然に湧き上がるように設計されています。

 

赤ちゃんから小学生まで楽しめる空間設計

 

笹塚こども図書館の魅力は、年齢を問わず子どもが楽しめる工夫が満載なところ。

たとえば、乳幼児向けの柔らかいマットスペースには、布絵本や赤ちゃん絵本が並び、ハイハイ期の赤ちゃんでも安心して過ごせます。

乳児が安心して歩けるよう、床材にも工夫がされており、目の届く距離にトイレや授乳室が設けられているのもポイント。

 

また、幼児〜小学生向けには、図鑑や物語、冒険小説など年齢や関心に合わせた本が充実しています。

読書好きの子も、まだ文字を読めない子もそれぞれに「お気に入りの一冊」と出会えるようになっています。

本棚はすべて低く設計されており、子どもたち自身が自由に本を選びやすいというのも好評です。

 

読み聞かせ・イベントも盛りだくさん

 

笹塚こども図書館では、年間を通してさまざまなイベントが開催されています。

中でも人気なのは、週に数回行われる「おはなし会」

絵本の読み聞かせや紙芝居、手遊び歌などを通して、親子のふれあいを深めることができます。

雨の日でも、室内で安心して文化的な体験ができるのは、保護者にとってもうれしいポイント。

 

また、夏休みや冬休みには、小学生向けの読書感想文講座や、本にまつわる工作ワークショップなども企画されています。

これらは、地域の子どもたちにとっては「図書館での特別な体験」となっています。

イベントの多くは無料で、申し込み制のものも多いため、事前に図書館の公式ホームページでチェックしておくと安心です。

 

親子の「居場所」としての図書館

 

本を読むだけではない、居場所としての役割も笹塚こども図書館は担っています。

雨で気分が沈みがちな日でも、明るく清潔な館内で過ごすことで、子どもの気持ちもリフレッシュ。

保護者同士のちょっとした交流の場にもなっており、「ここで知り合ったママ友と情報交換するのが楽しみ」という声も多く聞かれます。

 

スタッフも、子育て世代への理解が深く、困ったことがあればすぐに声をかけられる温かい雰囲気が特徴です。

泣き出した子どもに対しても、周囲が優しく見守る空気感があるため、気負わず訪れることができるのです。

 

図書館が育てる「自主性」と「知的好奇心」

 

笹塚こども図書館のもう一つの大きな特徴は、「子どもが自分で選び、楽しむ力」を育む点にあります。

子ども専用の施設であることから、図書館スタッフも「教える」のではなく「促す」関わり方を大切にしています。

そのため、あえて子どもが選びやすいようにカラフルな表紙を見せた面陳列や、テーマに沿ったミニコーナーを作る工夫も随所に見られます。

 

「乗り物」「たべもの」「生きもの」「ふしぎ」「世界の国々」など、子どもたちが好奇心のままに興味を広げていけるテーマが常に更新されていて、何度来ても飽きない仕掛けがたっぷり。

特に人気なのは、季節や行事にあわせた特設展示で、たとえば梅雨の時期には「あめ」に関する絵本や詩集、科学絵本などが一か所に並び、家では見つけられないような本と出会えるきっかけになります。

 

さらに、図書館では本を借りるたびにスタンプカードのようなシールを貼れる工夫をしている時期もあり、「また来たい!」という気持ちを自然に育ててくれるのです。

 

地域とのつながりが生まれる場所

 

図書館というと公的な施設で閉じた印象を持たれがちですが、笹塚こども図書館は地域との結びつきも大切にしている空間です。

地元の保育園や小学校との連携で読み聞かせボランティアが入ることもあり、顔なじみの「読み手さん」がいることで、子どもたちにとっては「また会いたい人がいる場所」として親しみが深まります。

 

また、地域の子育て支援センターや保健相談所などと連携して「離乳食のミニ講座」「絵本とあそびの勉強会」「パパのためのおはなし会」などのイベントが開催されることも。

育児に悩みを抱える親にとって、単なる「本を読む場所」ではなく、「情報を得て、仲間に出会える居場所」としての役割も果たしています。

 

館内の掲示板やチラシコーナーには、地域で行われている子ども向けのイベント情報や、子育て関連の行政サービスの案内が掲示。

何気なく立ち寄った際にも、地域の動きがわかるのがありがたい、という声も多く聞かれます。

 

司書の存在とこだわり

 

笹塚こども図書館の魅力は、建物や蔵書だけでなく、そこで働く「人」にもあります。

子ども専門の図書館であるため、スタッフの多くが児童サービスに精通しており、「どんな本を選べばよいかわからない」「子どもに読ませたいテーマがあるけど、適齢本が見つからない」といった相談にも丁寧に応じてくれます。

 

また、「最近、この年齢の子に人気ですよ」といった情報をそっと教えてくれることもあり、親子の読書習慣を継続的に支える存在としてとても心強い存在です。

 

蔵書選定にも強いこだわりがあります。

話題作や新刊ばかりではなく、ロングセラーや教育的観点から大切にされるべき絵本、また親子で会話のきっかけになるような本など、子どもたちの「読む力」を広く育てる視点で選ばれています。

 

雨の日こそ、「本の世界」に飛び込もう

 

雨の日には、親子で本の世界に飛び込んでみるのはいかがでしょうか。

絵本の中には、傘を持って冒険する話や、雨の日ならではの発見が描かれているものも多く、子どもにとっては想像力を広げる絶好のチャンス。

笹塚こども図書館の蔵書はジャンルも幅広く、季節に合わせたテーマ展示も充実しています。

最近では、LGBTQや多様性をテーマにした絵本や、海外の翻訳絵本なども揃っています。

家庭では手に取りにくいジャンルの本と出会えるのも図書館ならではでしょう。

 

アクセス・施設情報

 

近くにはコンビニや飲食店もあり、お出かけついでに立ち寄るのにも便利な立地です。

館内にはベビーカー置き場、授乳室、おむつ替え台も完備。

 

151-0073 渋谷区笹塚3-3-1

アクセス:京王線笹塚駅 徒歩12

開館時間:10001700

休館日:月曜/第2木曜(祝日などにより変更あり)

 

公式情報:https://www.lib.city.shibuya.tokyo.jp/library/sasaduka-kids/