0120-95-7788

受付時間10:00~19:00(水曜日定休)

渋谷の自然と触れ合おう!親子で楽しむふれあい植物センター

渋谷といえば、ファッションやカルチャーの最前線。

駅周辺には新しいビルが立ち並び、平日も週末もにぎわいが絶えません。

けれど、その中心部から徒歩10分足らずの場所に、まるで別世界のような「緑の楽園」があることをご存じでしょうか。

それが、渋谷区ふれあい植物センターです。

 

 

都市型植物園としての成り立ち

 

渋谷区ふれあい植物センターは、東京都渋谷区東二丁目にある区立の都市型植物園です。

2001年に開館し、都心では珍しい本格的な温室を有する施設として整備されました。

2022年には改修工事のため一時休館し、2023年7月に「栽培・収穫・消費」の循環型学習をテーマとした構成でリニューアルオープン

運営は公益財団法人せたがや文化財団および渋谷区文化振興課が担当しています。

 

施設概要と展示構成

 

施設は地上2階建てで、敷地面積は約1,000平方メートルです。

館内には約500種類の植物が育成・展示されており、熱帯植物、観葉植物、果樹、薬草、食虫植物、多肉植物など多様な種が揃っています。

植物には和名・学名・原産地・特徴が記載されたラベルが付けられ、来館者が観察・学習しやすいように配慮されています。

 

温室にはミスト噴霧装置が設置されています。

高湿度を維持することで熱帯果樹や大型観葉植物の生育を支えているという仕組みです。

 

展示は植物の成長や季節に応じて随時変更されており、繰り返し訪れても新しい発見が得られるでしょう。

館内は写真撮影が可能ですが、フラッシュの使用は禁止となっています。

 

渋谷区ふれあい植物センター近くの未公開物件など、渋谷区物件掲載数No.1の中古マンションなび渋谷区への会員登録がお勧めです。

 

 

 

環境配慮とエネルギー活用

 

ふれあい植物センターでは、使用電力の90%以上を、隣接する渋谷清掃工場でのゴミ焼却によって得られる熱エネルギーによってまかなっています。

いわゆる「ごみ発電」です。

これは東京都の環境政策と連動した取り組みであり、地域循環型エネルギー活用モデルの一例として注目されています。

 

水耕栽培と食育の導入

 

館内には水耕栽培装置が設置されており、レタスやルッコラ、バジルなどの葉物野菜を育てています。

これらの野菜は、館内2階にあるカフェで提供されており、育てる・収穫する・食べるという一連の体験を来館者が学べる仕組みとなっています。

栽培スペースはガラス越しに公開されており、成長過程を観察することが可能です。

 

カフェとライブラリースペース

 

2階には「Green House Cafe」が併設されており、館内で育てられた野菜を使ったメニューやオーガニック飲料などを提供しています。

座席は約20席あり、植物に囲まれた静かな空間で休憩を取ることができます。

 

併設のライブラリースペースでは、植物図鑑や園芸関連書籍、食育関連の絵本などが自由に閲覧できます。

親子連れにも配慮された構成で、読書を通して自然や植物への理解を深めることが可能。

館内への飲食物の持ち込みは原則禁止ですが、カフェ内での飲食は可能です。

 

ワークショップと体験プログラム

 

ふれあい植物センターでは、年間を通じてさまざまな体験イベントが開催されています。主な内容には以下のようなものがあります。

 

 • 多肉植物の寄せ植え体験

 • 苔テラリウム制作ワークショップ

 • 食虫植物の育て方講座

 • ハーブティー作り体験

 • 種まき・苗植えなどの子ども向け教室

 

これらはすべて事前予約制で、定員は10~15名程度です。

参加費は500円~2000円程度に設定されており、渋谷区在住者や区内在学の児童生徒には優先枠が設けられる場合もあります。

 

また、ふれあい植物センターでは、「Saturday Farm」というハーブガーデンのお手入れをはじめとした、様々な植物のお世話をするイベントがあります。

開催は土曜日の午後。

 

「植物が好き」、「植物を育ててみたい」、「植物が好きな方々との交流をしてみたい」といった、植物に関心・興味がある人におすすめです。

 

ハーブは、ローズマリー、ラベンダー、ゼラニウム、レモングラスなど。

申込制で、参加費は無料です。

 

渋谷区ふれあい植物センター近くの未公開物件など、渋谷区物件掲載数No.1の中古マンションなび渋谷区への会員登録がお勧めです。

 

 

 

教育・地域連携機能

 

ふれあい植物センターは、地域の保育園や小中学校と連携した教育活動の場としても機能しています。

年間で約3,000人以上の児童・生徒が来館し、自然観察や栽培体験を通じて環境学習を行っています。

ボランティアガイドも配置されており、来館者に対する案内や補助を行っています。

 

また、施設は災害時の一時避難所に指定されており、防災拠点としての役割も担うことに。

耐震性の高い構造であることに加え、非常口や誘導表示も明確に設置されており、安全面にも配慮がなされています。

 

ユニバーサルデザインと案内整備

 

館内はユニバーサルデザインに基づいた構造となっており、段差のない床面、スロープ、多目的トイレなどが整備されています。

ベビーカーや車椅子でも移動しやすく、乳幼児連れや高齢者にも対応した設計です。

 

展示物や案内表示には日本語と英語の併記がなされており、訪日外国人にも配慮されています。

パネルの文字は大きめで視認性が高く、色使いにも配慮が。

安全確保のための職員による避難訓練も定期的に実施されています。

 

周辺環境と施設連携

 

施設は渋谷駅近くにありながら、比較的静かな住宅街に隣接しています。

近隣には氷川神社や渋谷川沿いの遊歩道などもあり、施設見学と合わせた散策も可能です。

渋谷区立図書館や児童館などとも連携し、地域全体で子育て・学習支援を推進しています。

 

利用者層とリピート傾向

 

来館者の中心は親子連れ

特に週末には幼児から小学生とその保護者の姿が多く見られます

平日には近隣保育園や学校団体の来館が多く、高齢者や園芸愛好者のリピーターも一定数存在しています。

最近ではSNSの影響により、「映えスポット」として、若年層や外国人観光客の利用も増加しています。

 

展示やイベントが随時更新されることから、リピーター比率も比較的高く、複数回来館することで異なる学びが得られる構造となっています。

 

渋谷区ふれあい植物センターは、都市部において自然と接する機会を提供する貴重な施設です。

植物展示、体験型プログラム、食育、環境学習、安全対策、地域連携など、さまざまな機能を有しています。

小規模ながらも多機能であり、親子連れや教育関係者、地域住民にとって、日常的な学びとふれあいの拠点として重要な存在となっています。

 

□関連記事:高級住宅エリア渋谷は子育て支援施設が充実している

 

開館情報とアクセス

 

開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分)

休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌平日)および年末年始(12月29日~1月3日)

入館料:大人100円、児童・生徒50円、未就学児は無料です。

※現金のみの取り扱いで、キャッシュレス決済には対応していません。

 

【渋谷区ふれあい植物センター】

住所:〒150-0011 東京都渋谷区東2丁目25-37

アクセス:渋谷駅 徒歩6分

ホームページ:https://sbgf.jp/

 

□関連記事:東はこんな街

 

渋谷区ふれあい植物センター近くの未公開物件など、渋谷区物件掲載数No.1の中古マンションなび渋谷区への会員登録がお勧めです。

 

 

渋谷区の未公開物件など、渋谷区物件掲載数No.1の中古マンションなび渋谷区への会員登録がお勧めです。