「あこがれの街に住みたい!」と思う人も多いことでしょう。
東京都の中でも、「渋谷区に住んでいる」というのはひとつのステータスといえるかもしれませんね。
しかし、渋谷区はなかなか家賃が高いということであきらめている人も多いのでは?
実はそんなことはなく、エリアや暮らし方によっては、あこがれの渋アドをゲットできるかもしれないのです。
家賃はどれくらいが目安?
それでは、適切な家賃はどれくらいが目安なのでしょうか。
一般的に適切な家賃といわれているのは、「収入の3割程度」です。
賃貸物件を契約する際にも、収入の3割以内におさまらなければ、審査に通りにくいのが事実です。
総務局による家計調査によると、賃貸物件に単身で暮らす人の家賃は2022年(令和4年)の全国平均で 53,785円/月 といわれています。
もちろん、これは全国平均ですので、地域によって違った結果となります。
関東圏で暮らす学生の家賃平均は6〜8万円といわれています。
2022年の全産業における初任給が、大学卒で216,637円、大学院卒で234,239 円、短大卒で187,044 円、高校卒で175,234円ですから、やはり給料の3割程度というふうに見ることができるでしょう。
渋谷区の家賃相場は?
賃貸物件を紹介するサイトでは、家賃相場が示されていることも少なくありません。
サイトや条件によって多少のずれはあるものの、渋谷区全体の一人暮らし向き物件(1R、1K、1DK)の家賃相場は、約12.09万円といわれています。
これは部屋が狭い物件、築年数が古い物件、駅からの距離が遠い物件、その他条件が悪い物件もすべて含まれています。
周辺の新宿区だと約10.64万円、品川区だと約9.71万円、目黒区が約10.86万円ということからも、渋谷区の家賃相場が高いことがわかりますね。
なお、同じく人気の港区は約13.04万円、中央区は約11.29万円となります。
これが渋谷区で比較的好条件な物件の場合だと、次のようになります。
【渋谷区で築5~10年、駅徒歩5~10分】
1R:約10.9万円
1K:約11.0万円
1LDK:約19.4万円
2LDK:約30.3万円
渋谷区で一番安い家賃のエリアは?
もちろん、高収入の人が渋谷区に住む場合や、共働き世帯が渋谷区に住む場合は、選択肢が広がります。
しかし、さまざまな事情で「家賃はなるべくおさえたい」という人にとっては、渋谷区に住むのはやはりハードルが高く感じてしまうかもしれませんね。
でも、先の平均家賃はあくまでも渋谷区全体の平均。
同じ渋谷区のなかでも、比較的家賃をおさえられるエリアがいくつかあります。
平均家賃が10万円未満の渋谷区のエリアは、次の通りです。
【渋谷区で家賃の安いエリア】
・笹塚駅(約9.07万円)
・幡ヶ谷駅(約9.17万円)
・初台駅(約9.77万円)
【安さで一人暮らしにおすすめ】笹塚駅
渋谷区でありながら、最も安い家賃で住めるのが笹塚駅です。
平均家賃は、1R:約8.65万円、1K:約8.81万円。
「家賃が安いということは、治安が悪いということ?」と考えてしまう人もいるでしょう。
けれど、そんなことはありません。
京王線・笹塚駅周辺は下町情緒を感じられる商店街があるなど、とても暮らしやすいエリアなのです。
十号通り商店街、飲食店を中心とした観音通り、笹塚大通り商店街といった商店街のほか、スーパー、飲食店、ショッピングモールも充実しており、不便を感じることはないでしょう。
笹塚は新宿からも近く、京王線で新宿まで約5分。
新宿駅を介してその先は都営新宿線へも乗り入れています。
勤め先が市ヶ谷や神保町、秋葉原周辺という人にはとても便利ですし、江東区方面、江戸川区方面、千葉方面へも一本で行けます。
街のシンボルともいえる歴史あるボウリング場・笹塚ボウルをはじめ、レトロな街並みを楽しめるだけでなくほどよい都会感もあります。
渋アドはゲットしたいけれど、住むのはあたたかな街並みが良い、という人にはぴったりですね。
□関連記事:笹塚はこんな街
【安さで一人暮らしにおすすめ】幡ヶ谷駅
幡ヶ谷駅の平均家賃は、1R:約8.82万円、1K:約8.74万円。
幡ヶ谷周辺もまた、下町情緒あふれる町です。
老舗の個人商店などもあり、落ち着いた街に住みたい人にはうってつけ。
京王新線の幡ヶ谷駅だけでなく、この界隈は千代田線の代々木上原駅も徒歩圏内であるため、都内のどこへ行くにも困ることはないでしょう。
赤坂、霞が関、大手町といったオフィス街はもちろん、足立区方面や埼玉方面へ行くにも便利です。
幡ヶ谷駅周辺は、基本的には住宅街です。
しかし、飲食店も充実しており、商店街である幡ヶ谷六号通りや、利便性に優れたスーパーなどもあり、暮らしやすい街といえます。
笹塚駅同様、新宿に向かうにも便利ですし、サブカルチャーの発信地として知られる下北沢にも近いため、ビジネスもプライベートも楽しめるかもしれません。
□関連記事:幡ヶ谷駅の魅力って?
【安さで一人暮らしにおすすめ】初台駅
初台駅の平均家賃は、1R:約9.13万円、1K:約9.74万円。
初台周辺は、渋谷区でありながら、新宿にきわめて近い街。
徒歩でも行くことができます。
電車では京王新線を使えば1分で新宿へ到着することができます。
笹塚駅、幡ヶ谷駅と同様、初台駅周辺もまた下町情緒があふれる街です。
オペラタウン商店会、 渋谷不動通り商店街、初台商店会といった商店街があり、生活するにも快適です。
そのため、生活にはとても快適な場所といえるでしょう。
「新国立劇場」と「東京オペラシティ」が初台駅すぐのため、芸術に関心がある人にとっては理想的な街かもしれませんね。
□関連記事:初台駅の魅力って?
渋谷区で人気の街の家賃はいくら?
それでは、渋谷区で住むのに人気な街の平均家賃はいくらなのでしょうか。
【駅徒歩10分以内の1R、1K、1DKの平均家賃】
恵比寿駅:約13.58万円
広尾駅:約12.52万円
代官山駅:約13.48万円
いずれも、高級住宅街といえるでしょう。
ひとりで快適な暮らしをしつつ、利便性や治安の良さも叶えたい人には向いているエリアです。
また、あくまでも平均なので、広さや駅からの距離にこだわらなければ、当然リーズナブルな物件もあります。
また、閑静な住宅街として知られる、次のエリアは割と家賃が抑えめです。
代々木八幡駅:約10.05万円
代々木上原駅:約9.49万円
家賃の価格帯を抑えつつ、新宿・神奈川方面へのアクセスも便利な街に住みたい人には特におすすめです。
同じリーズナブルな家賃の街でも、笹塚・幡ヶ谷・初台エリアとは違った魅力がありますよ。
一人暮らしに必要な広さは?
一人暮らしに必要な広さとしては、20平米~25平米程度でしょう。
15~20平米で検索すると、笹塚駅、幡ヶ谷駅、初台駅のいずれでも6万円台~、約7万円前後が平均家賃となります。
代々木上原駅では6万円台~、代々木八幡駅では7万円台~、広尾駅では8万円台~、恵比寿駅と代官山駅では9万円台~の物件といった風に、選択肢が広がります。
広さにこだわらなければ、かなり家賃を抑えて渋谷区に住むことができますね。
なお、非常に数は少ないですが、15平米以下の物件も存在します。
狭いものの、レイアウトを工夫したり、持ち物を最小限にしたりすることで快適に暮らすことができるでしょう。
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