渋谷の中心から少し離れた松濤。
この松濤の住宅街に佇む「松濤美術館」は、親子で訪れるにも最適な場所で、芸術を通じて心豊かな時間を共有できるおすすめスポットです。
- 【親子で楽しめるポイント】
- ①建築と空間
- ②古典技法と現代を融合させた展覧会
- ③特別陳列:人と動物のカタチ
- ④ワークショップと体験
- ⑤美術館の周辺
- ⑥今後の展覧会・イベント情報
【親子で楽しめるポイント】建築と空間
松濤美術館は、建築家・白井晟一氏によって設計された独特の建築美が魅力です。
外観は、重厚な石造りと曲線を多用したデザインが特徴。
訪れる者に静謐な印象を与えます。
館内に足を踏み入れると、吹き抜けの空間が広がり、自然光が柔らかく差し込む設計が施されています。
この光の演出は、時間帯や天候によって表情を変え、訪れるたびに新たな発見があります。
親子で訪れる際には、建築ツアーに参加してみましょう。
このツアーでは白井晟一氏の哲学や設計意図を学ぶことができ、建築の面白さや美しさを共有する貴重な体験となるでしょう。
建築ツアーは各回定員約20名。
入館料さえ支払えば、ツアー自体は無料で参加できます。
事前申し込みは不要。
18時から約40分間のツアーです。
また、館内の各所には、白井氏の思想が反映された細部が散りばめられており、親子でそれらを探しながら館内を巡るのも一興です。
感性を育むことができる貴重な時間となるでしょう。
建築ツアーの日程は公式ホームページに記載されています。
※本記事公開時点で公開されている2025年の開催日は、
5月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23日(金)、30日(金)
6月6日(金)、6月27日(金)
7月4日(金)、11日(金)、18日(金)、25日(金)
8月1日(金)、8日(金)、15日(金)
以降順次開催
【親子で楽しめるポイント】古典技法と現代を融合させた展覧会
松濤美術館では、古典技法と現代の感性が融合した展覧会が開催されています。
親子で芸術の奥深さを体感できるでしょう。
例えば、過去には「温故知新 古典技法で名画の魅力をまなぶ ―青山学院中等部のとりくみ―」と題した展覧会が開催されました。
この展覧会では、中学生が古典技法を学び、実際に作品を制作する過程が紹介され、若い世代の視点から芸術を捉える新たな試みがなされました。
親子で訪れることで、芸術の技法や歴史に触れることができるため、学びの場としても最適です。
また、作品を通じて、表現することの楽しさや難しさを共有し、創造性を育む機会となります。
展覧会によっては、作品に触れることができるコーナーや、解説パネルが設置されており、子どもでも理解しやすい工夫が施されています。
このような展覧会を通じて、親子で芸術の世界に触れ、共に学び、感じる時間を持つことができます。
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【親子で楽しめるポイント】特別陳列:人と動物のカタチ
松濤美術館では、過去に特別陳列として「人と動物のカタチ」と題した展示が行われ、画家・森芳雄氏のドローイング作品が紹介されました。
この展示では、人間や動物の形を捉えた作品群が並び、生命の形や存在について考えるきっかけを提供しています。
親子で訪れることで、自然や生命の多様性について話し合う機会となり、子どもの好奇心や探求心を刺激するものとなりました。
また、作品の中には、ユーモラスな表現や独特の視点で描かれたものもあり、子どもたちの興味を引きつけました。
このような展示を通じて、観察力や想像力を養うことができ、親子で感性を共有する貴重な体験となるでしょう。
さらに、展示に関連したワークショップやイベントが開催されることもあり、作品をより深く理解するためのサポートが充実しています。
ほかにも、猫や犬に特化した展覧会など、動物を扱った作品が随時展示されています。
このような作品を通じて、親子で芸術の多様性や奥深さに触れることができます。
【親子で楽しめるポイント】ワークショップと体験
松濤美術館では、親子で参加できるワークショップが定期的に開催され、創造の喜びを共有する場となっています。
過去には、ビーズでクリスマスリースを作るワークショップや、絵画制作体験など、多彩なプログラムが用意されました。
これらのワークショップでは、専門の講師が丁寧に指導し、子どもたちの創造力や表現力を引き出します。
親子で一緒に作品を作ることで、協力する楽しさや達成感を味わうことができ、家族の絆を深める貴重な時間となります。
また、作品を持ち帰ることができるため、家族団らんの場にもなじむことでしょう。
ワークショップの内容は、展覧会と連動したものや、季節に合わせたテーマが設定されており、何度訪れても新しい発見があるはず。
このような体験を通じて、子どもたちは芸術への興味を深め、創造することの楽しさを学ぶことができます。
【親子で楽しめるポイント】美術館の周辺
松濤美術館の周辺には、静かな住宅街でありながら、文化的なスポットや自然が点在しています。
美術館を訪れた後、親子で周辺を散策することで、日常とは異なる時間を過ごすことができるはず。
近くには、松濤公園や代々木公園など、自然を感じられる場所があり、季節の移ろいを楽しむことができます。
また、周辺にはカフェやギャラリーも点在しており、芸術や文化に触れる機会が豊富です。
散策の途中で立ち寄ることで、親子で新たな発見や体験を共有することができるかもしれません。
さらに、地域のイベントやワークショップが開催されることもあり、地元の文化や人々との交流を楽しむことができます。
周辺地域での散策を通じて、親子で感性を磨き、日常生活に新たな彩りを加えることができるでしょう。
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【親子で楽しめるポイント】今後の展覧会・イベント情報
松濤美術館では、今後も親子で楽しめる展覧会やイベントが予定されています。
以下にいくつかご紹介いたします。
■妃たちのオーダーメイド セーヴル フランス宮廷の磁器
会期:2025年4月5日(土)~6月8日(日)
マダム・ポンパドゥールやマリー=アントワネットなど、フランス宮廷の妃たちが愛したセーヴル磁器を紹介。美しい磁器の数々は、親子でその芸術性や歴史を学ぶ良い機会となります。
■黙然たる反骨 安藤照 ―没後・戦後80年 忠犬ハチ公像をつくった彫刻家―
会期:2025年6月21日(土)~2025年8月17日(日)
渋谷駅前のモニュメント「忠犬ハチ公像」(初代)の作者である安藤照氏。安藤氏の没後80年を記念して行われる、ほぼはじめての展覧会となります。
■井上有一の書と戦後グラフィックデザイン 1970s-1980s
会期:2025年9月6日(土)~2025年11月3日(月・祝)
世界的に評価されている書家、井上有一氏の没後40周年を記念する展覧会。
■描く人、安彦良和
会期:2025年11月18日(火)~2026年2月1日(日)
「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターであり、「アリオン」等のアニメ監督、「ナムジ-大國主-」「乾と巽-ザバイカル戦記-」等の歴史漫画家としても活躍する安彦良和氏の創作活動を展望する回顧展。
■チェロコンサート 「チェロで馳せるセーヴル磁器・時空の旅~憧憬と創造~」
日時:2025年5月11日(日) 午後2時~※申込終了
■特別イベント 「アンティークのデミタスでコーヒータイム」
デミタスコレクター、村上和美氏のコレクションのデミタスでコーヒーをいただきながら、アンティークのカップ&ソーサーの魅力について尋ねる。
日時:2025年5月17日(土) 午後2時~/午後4時~※申込終了
■記念講演会「戦時期の彫刻」
日時:2025年7月27日(日)午後2時~
講師:平瀬礼太氏(愛知県美術館 館長)
参加費:無料(要入館料)
定員:70名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
■手による鑑賞:彫刻をさわって楽しもう!
安藤照とともに「塊人社」で活躍した村田勝四郎の彫刻を学芸員と一緒にさわりながら、彫刻鑑賞のポイントを解説します。【子ども歓迎】
日時:2025年8月9日(土)午前10時~12時/午後1時~3時
参加費:無料(要入館料)、事前申込不要
【松濤美術館】
〒150-0046 東京都渋谷区松濤2-14-14
京王井の頭線 神泉駅下車 徒歩5分
JR・東急電鉄・東京メトロ 渋谷駅下車 徒歩15分
開館時間・休館日は公式情報をご確認ください。
公式ホームページ:https://shoto-museum.jp/
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