かつては霊水が湧き出ており、下町の面影を残す渋谷区・神泉
渋谷から井の頭線で一駅目の神泉は、道玄坂と東急文化村の中間に位置する、渋谷とはまったく違う趣のある駅です。
こじんまりとした駅を降りますと、小さなスーパー、クリーニング店などがあり、ここは繁華街ではなく、住宅地なんだなと誰もが感じることでしょう。細い坂道の多い地域で、まっすぐな道がほとんどありませんので、今どちらを向いているのか分からなくなってしまうこともしばしば。
しかし、その細い坂道にはレストランがあったりと、単なる住宅地ではない面も持っています。
高級住宅地である松濤の最寄り駅でもあるため、神泉駅にはこじんまりとしているものの美味しいお店も揃っています。
また、松濤とは違って庶民的で下町的な雰囲気があるのも神泉の魅力、ずっと住んでいる年配の方も多く、どこかほっとできる雰囲気も持っています。
また、神泉はかつて、神泉谷といわれた、水があちこちから湧き出る谷でした。この湧き水を利用し弘法大師の弟子が建てた湯治場「弘法湯」は霊験あらたかと沢山の人を集めるほどになり、花街であった円山町の芸者さんも、近所の子供たちも、皆が家族のように親しむ湯として有名だったそうです。
そのような人情深い性質は今も受け継がれており、時や人の移り変わりでともすれば薄情にもなりがちな繁華街とは違う、下町の温かさがある町です。
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渋谷も代官山も徒歩圏内、神泉は便利！
実は神泉は渋谷はもちろん、原宿、代官山や池尻大橋も徒歩圏内です。そのため非常に便利な街です。
山手通りが程近いため、タクシーもすぐ捕まりますし、バスも良く走っています。終電を気にすることなく渋谷などの繁華街で遊び、さっと帰れるというのは一人暮らしにはぴったりですね。
また、寝付けない夜に代官山のバーにぶらりと立ち寄るということもできそうです。
スーパーは小さな店舗ですが、渋谷まで行きますと安売り店があり、食料品売り場で格安で食材を買うことが出来ます。
ファッションから雑貨まで買い物には困りませんし、気兼ねなく友人も呼べそうですね。
近年は裏渋谷といわれるようになり、二十代後半からの大人が楽しめる町としても人気が高まってきています。
現代日本の象徴のように言われる渋谷のすぐそばにありながら、昔の日本の歴史を持っている神泉、今後ますます要注目のスポットになっていきそうです。
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