都心でペットと一緒に暮らしたい。だけど、渋谷区のマンション市場は価格もエリアの個性もバラバラで、何から見ればいいのか分からない……。
そんな方に向けて、この記事では「渋谷区でペット可マンションを購入する」というテーマにしぼって、メリット・相場感・エリアごとの特徴・チェックポイントを分かりやすく整理していきます。
渋谷区は若者の街というイメージが強い一方で、実は「公園や緑が多く、ペットとの暮らしやすさが高いエリア」でもあります。ペット共生型マンションも増えており、都心で快適なペットライフを叶えたい人には、候補に入れておきたいエリアです。
渋谷区でペット可マンションを選ぶメリット
渋谷区でペット可マンションを選ぶ大きなメリットは、都会の利便性と、散歩や通院のしやすさなど「ペットとの暮らしを支える環境」が両立している点です。
■緑と公園が多く、散歩環境が良い
渋谷区は代々木公園や明治神宮外苑、有栖川宮記念公園(港区寄り)など、大きな公園が身近にあります。特に代々木公園にはドッグランがあり、休日になると多くの飼い主さんとワンちゃんでにぎわいます。
「平日は近所をサッとお散歩、休日は少し足を伸ばして公園へ」というリズムが作りやすく、運動量が必要な犬種でもストレスを溜めにくい環境です。
関連記事:休日は代々木公園でリフレッシュ!
■ペットサービスが充実している
トリミングサロン、ペットホテル、動物病院、ペットフード専門店など、ペット関連サービスの選択肢が豊富なのも渋谷区の強みです。
代々木上原・富ヶ谷エリアや広尾エリアには、口コミ評価の高いクリニックやサロンが集まっており、初めてペットを迎える方でも「どこに相談したらいいか分からない」と迷いにくい環境が整っています。
■ペット共生型マンションが増えている
単に「ペット可」なだけでなく、足洗い場やペット対応エレベーター、ペットの洗い場がある共用スペースなど、ペットと暮らすことを前提としたマンションも増えてきました。
こうした物件は規約も明確で、住民全体がペット飼育に理解があるため、「鳴き声やにおいに神経質な人ばかりで肩身が狭い」という状況になりにくいのもポイントです。
渋谷区のペット可マンションの相場感
渋谷区のマンション価格は、都内でもトップクラスに高い水準です。ただし、エリアによって雰囲気も相場もかなり変わります。ここでは、ペットとの暮らしで特に人気のあるエリアの価格帯イメージを紹介します。
※いずれも中古マンションの目安相場
※40~60平米の場合/駅徒歩15分以内の物件の掲載情報をもとに算出
参考:【suumo】https://suumo.jp/ms/chuko/soba/tokyo/sc_shibuya/
■代々木上原・代々木八幡・富ヶ谷エリア
代々木上原駅:平均6,889万円
代々木八幡駅:平均7,494万円
代々木公園にアクセスしやすく、落ち着いた住宅地として人気のエリア。ペット可マンションも多く、犬の散歩をしている住民の姿を日常的に見かけるような環境です。静かな住環境と利便性のバランスを重視したい人に向いています。
■広尾・恵比寿エリア
広尾駅:平均8,280万円
恵比寿駅:平均8,490万円
大使館や高級住宅が多く、落ち着いた大人の街として知られるエリアです。動物病院やトリミングサロンも豊富で、「ペットと一緒にテラス席でランチ」など、ライフスタイルを重視する人に人気があります。
■渋谷・神泉・松濤エリア
渋谷駅:平均9,000万円
神泉駅:平均6,494万円
松濤は邸宅街として有名で、広さやグレードにこだわるペットオーナーに選ばれやすいエリアです。一方、渋谷駅近くは利便性が高い反面、人通りや車の多さ、騒音などもあるため、ペットの性格によってはストレスにならないか、現地の環境チェックが欠かせません。
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ペット可マンションで必ずチェックしたいポイント
「ペット可」と書かれているからといって、どの物件でも自由に飼えるわけではありません。購入前に最低限チェックしておきたいポイントを整理しておきましょう。
■頭数・体重・種類の制限
多くのマンションでは、「小型犬2頭まで」「体重10kg以下」「猫はOKだがその他小動物は要相談」といった具体的な規定があります。
大型犬や多頭飼いを希望している場合、希望条件に合う物件が一気に絞られることも少なくありません。すでにペットを飼っている場合は、必ず「今の子が規約に収まるか」を管理会社に確認してから検討するようにしましょう。
■防音性能・建物構造
犬の足音や鳴き声、猫の走り回る音は、意外と下階や隣戸に響きます。
・二重サッシかどうか
・床の遮音性能(遮音等級の目安)
・スラブ厚や二重床かどうか
こうした構造的な条件は、ペットトラブルを防ぐうえで重要です。ペット可マンションとして長く運用されている物件や、ペット共生型をうたっている物件は、比較的こうした配慮がされています。
■バルコニーや共用部のルール
バルコニーでのブラッシング・トイレ利用・鳴き声などは、管理組合からのクレームが入りやすいポイントです。
「バルコニーでのブラッシング禁止」「共用廊下は必ず抱っこかキャリー利用」「エレベーターはペット専用を利用」など、細かいルールが定められているケースも多いため、事前に規約を読み込んでおくことが大切です。
■住民の雰囲気・ペットへの理解度
同じ「ペット可」でも、実際にペットを飼っている世帯が多いマンションと、数世帯だけが飼っているマンションでは、空気感が大きく違います。
内見時には、
・共用部にペットの足洗い場があるか
・掲示板にペット関連のお知らせが貼られているか
・エレベーターなどで他の住民がペットにどう接しているか
といった「現場の空気」もチェックしておくと安心です。
関連記事:ペットを飼育できるマンションの実情は??
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購入前に必ずやっておきたいこと
最後に、渋谷区でペット可マンションを購入する前に、必ず押さえておきたい準備をまとめます。
■ペット飼育細則を事前に取り寄せる
「ペット可」とだけ書かれた広告だけでは、実際のルールは見えてきません。購入申し込みの前に、管理会社や仲介会社を通じてペット飼育細則を取り寄せ、頭数・体重制限・禁止事項を細かく確認しておきましょう。
■近隣の動物病院・ペットサービスを地図で確認する
内見の前後に、Googleマップなどで「動物病院」「トリミング」「ペットホテル」などを検索し、自宅からどのくらいの距離にあるのかをチェックしておくと安心です。徒歩圏内にかかりつけ候補があるかどうかで、日々の安心感が大きく変わります。
■将来の家族構成やライフスタイルもイメージする
今は1人+1頭でも、将来パートナーと暮らしたい、もう1頭迎えたい、在宅勤務が増えるかもしれない……など、ライフスタイルの変化も踏まえておくと、間取りや立地の判断がしやすくなります。
「今ちょうどいい」だけでなく、「数年後も無理なく住み続けられるか」を一度立ち止まって考えてみることが大切です。
まとめ|都心でも、ペットと快適に暮らせる渋谷区
渋谷区は、にぎやかなイメージだけでなく、代々木公園や広尾、有栖川宮記念公園などの豊かな緑や、ペット向けサービスの充実度の高さから、「都心でペットと暮らす」にはとても心強いエリアです。
一方で、物件価格は高く、マンションごとのルールもさまざま。
だからこそ、
・エリアごとの特徴と相場を知ること
・ペット飼育細則や建物構造をしっかり確認すること
・自分とペットに合った環境かどうかを現地で確かめること
この3つを丁寧に押さえることで、「買ってから後悔しない住まい選び」に近づいていきます。
都心でも、ペットと一緒にのびのび暮らせる場所は必ず見つかります。
渋谷区でのマンション購入を検討している方は、ぜひペット目線も大切にしながら、理想の一室を探してみてください。
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